第十四話 聖剣ですか破壊計画ですか
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の中で思い描いた魔剣を創りだすことが可能。魔剣系神器の中でも特異なもの。・・・・・・『聖剣計画』の被験者で処分を免れた者がいるかもしれないと聞いたが、それは君か?」
木場は答えない。静かに、殺気を撒き散らすだけだった。殺し合いは止めろよ。
「兵藤一誠君。ーー再会したら懐かしの男の子は悪魔になっていた・・・・・・。ショックだったわ」
「えーと、紫藤イリナ・・・イリナでいいのかな?やっぱり、戦わなくちゃダメか?アーシアの悪口に対しては、俺も紫さんも言いたいことは言ったしさ。バトルしなくてもいいような気もするんだけど」
まあ、平和的解決ができれば一番いい。俺は正直、教会はどうでもいい。
っておい。哀れんだような表情を向けるな。
「かわいそうな兵藤一誠君。ううん、昔のよしみでイッセー君って呼ばせてもらうわね。そして、なんて運命のイタズラ!聖剣の適性があって、イギリスに渡り、晴れて主のお役に立てる代行者になれたと思ったのに!嗚呼、これも主の試練なんだわ!久しぶりに帰ってきた故郷の地!懐かしのお友だちと同級生が悪魔になっていた過酷な運命!時間の流れって残酷だわ!でも、それを乗り越えることで私はまた一歩また一歩と真の信仰に進めるはずなのよ!さあイッセー君、紫ちゃん!私がこのエクスカリバーであなたたちの罪を裁いてあげるわ!アーメン!」
バカな!ほぼノンブレスだと!?なんて肺活量だ!と、冗談はさておき、こいつは典型的なダーティハリー症候群なのか?
自分は絶対に正義だと信じて疑ってない。
目がキラキラしてますよ、イリナさん。信仰に酔っているよ。あ、
「私は基本手を出さないわよ」
「え!?ちょっと紫さん、手伝ってくださいよ!ああもう、ブーステッド・ギア発動!」
『Boost!』
一誠がブーステッド・ギアを出現させる。
見てみたら、イリナとゼノヴィアが驚愕している。まあ、『神滅具』だもんな。
「・・・・・・・『神滅具』」
「それって、『赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》』?こんな極東の地で赤い龍の帝王《ウェルシュ・ドラゴン》の力を宿した者に出会うなんて・・・・・・」
「イッセー君に気をとられていると、ケガでは済まなくなるよ!」
ギィン!
木場がゼノヴィアに斬りかかり、魔剣と聖剣が火花を散らす。何故かゼノヴィアが不敵な笑みを浮かべる。
「『魔剣創造』に『赤龍帝の籠手』。さらにはアーシア・アルジェントがもつ『聖母の微笑《トワイライト・ヒーリング》』。我々にとって異端視されている神器ばかりだ。悪魔になったのも必然と言えるかもしれないな」
「僕の力は無念の中で殺されていった同志の恨みが産み出したものでもある!この力で、エクスカリバーを
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