第六十七話
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部活終了直前…
キャプテン
「式島、本当にありがとう。さっきは暴言ばかりすまなかった」
虹太郎
「いいんですよ。と言うか頭あげてください」
片付けをしていた啓一が、ふとグラウンドを見ると、キャプテンが虹太郎の手を握り、しきりに頭を下げていた
啓一
「どうしたんだ、一体…?」
先程までとまるで真逆のキャプテン
監督
「式島がフォームのアドバイスをしてからな、コントロールと球威がかなり上がったんだ」
いつのまにか監督が後ろにいた
啓一
「監督、お疲れ様です」
監督
「お前もな、潮見。よくあんな人材を見つけてきたな」
啓一
「いや、式島がついてきただけなんですがね、まさかあれほどとは…」
監督
「そう言えばクラスメートだったな。何か聞いとらんのか?前の学校の経歴とか」
啓一
「いやぁ、本人もそれについては言いたくないようで」
監督
「そうか…だが、バッティングセンスもあり、指導力もある。これはスタメンを考えるのも視野に入れんとな」
呟きながら監督は去っていった
そして、そのまま部活は終わった
明日は部活が休みなので、部員共々遊びの話をしながら帰路に就いていた
そんな時だった
啓一
「あれ?グラブが無い」
バッグに入れたと思ったはずのグローブが入っていない
おそらく片付けのときに置いてきたのだろう
部員達と別れて学校に取りに戻る
場所は野球部の用具入れの倉庫だろう
目的地に向かうと、倉庫の電気が点いていた
不思議に思いながらも倉庫を開ける
すると
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