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万華鏡の連鎖
宇宙戦艦ヤマト異伝
乾坤一擲
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爆発した。
 次に針路を塞ぐは機械卵球《イクラメカ》、天地に並列する繭状投射機《ワ・ガセハ》の群れ。
 ヤマト艦載砲を動員して強靭な球の激流、超大型爆弾の滝を強引に突き抜ける。

 奥には砲台《トモマヤ》、パラボラアンテナ状の構造物が林立。
 鮮烈な高出力破壊光線(ハイ・パワー・レーザー)を連射、侵入者(インベーダー)抹殺(ターミネイト)を試みた。
 真田志郎の創造した空間磁力メッキ、シャハルの鏡ならぬ魔法の鏡(マジック・ミラー)を使用。
 火星洞窟の(ぬし)、触手状の防御兵装を装備する最強の敵が現れた。


 拠点防衛型戦闘母艦、祖父なる巨大蛸《グランド・オクトパス》。
 中間陣地で前衛を務めた蛸《オクトパス》の倍、いや、3倍に達するであろうか。
 8本の触手から超硬質弾、炸裂弾が絶え間無く流れ出し侵入者(インベーダー)に殺到。
 激流を間一髪で避ける操縦手ヒス、ドメル率いる狙撃手(シューター)達と真正面から渡り合う。

 点射を浴びた触手が灼き尽くされ、怒涛の弾幕射撃は停止。
 一廻り小さい中型の蛸が遷移(ワープ)、瞬間物質移送装置を使った艦載機の様に実体化する。
 忽然と現れた援軍は侵入者(インベーダー)に向け、一直線に飛翔。
 被弾の直後に多弾頭ミサイル、更に小型の蛸が放出された。

 広大な洞窟内部を埋め尽くし、乱舞する無数の蛸を戦闘班が邀撃。
 断続的破壊光線(パルス・レーザー)砲24門、衝撃波砲(ショック・カノン)15門の射線が周囲を薙ぎ払う。
 煙幕の様に敵の首魁を隠す軍勢が掻き消され、祖父なる巨大蛸《グランド・オクトパス》の姿を捕捉。
 点射を浴びた頭部が爆発、大音響を発し爆発と共に地下洞窟も崩壊する。

 宇宙戦艦ヤマトは第6番目の戦場(シックス・ステージ)、火星《アレス》を突破。
 決戦の地、第5惑星《アクエリアス》に飛んだ。


 碧玉海水(トルマリン)色の炎が燃え盛り、天空には青白い極光《オーロラ》。
 本来であれば海王星(ポセイドン)の衛星トリトン同様、水の惑星(アクエリアス)であるが。
 水も空気も無い極寒の荒地、氷の大地(ブルー・グラード)に酸素呼吸生物の姿は無い。
 凍気に包まれた蒼氷色(アイス・ブルー)の海、永久凍土に覆われている。
 冥王星(ハーデス)前線基地に劣らぬ軍事惑星、難攻不落の要塞に接近。
 太陽系解放作戦《オルガ・ブリーズ》の終章、最終決戦《ラスト・バトル》が開始された。

 モルケックス装甲と同様、破壊不能な衛星《エイセイ》の影から遠隔操縦の爆弾(バクダン)が飛来。
 大気圏突入後は巨大隕石メテオ、下方から鮫の大群が襲い艦底の第3艦橋を破壊する。
 青色巨大人型兵器《ソイド・ビック》、3連装砲台《タジフ》、赤い砲
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