スーパーロボット大戦OG外伝
0525話
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会いに来ないどころか、新しい女を連れてきてるってどう言う事!」
「全く、少しは釣った魚にも餌を頂戴よね」
がーっと言う風に美砂が俺へと迫り、円もまた同様に頷いている。
「アクセル君が……アクセル君がまた新しい恋人を……やっぱり側にいないと駄目なんでしょうか? ブルーマーズ計画なんて放っておいて今すぐ私もシャドウミラーに所属してアクセル君と……」
「ほらほら。全くあやかったら。レモンさん達と約束したでしょう? 受け入れて貰うのはアクセル君に相応しい最高の女になってからだって」
「けど千鶴さん! あんな……あんな……」
「あー、いいんちょ。ほら落ち着いて。別にまだあの2人がアクセルの新しい恋人って決まった訳じゃないんだから」
何やら勘違いをしているあやか。そのあやかを宥めている千鶴と神楽坂。
「……明石、お前の仕業か?」
ジロリ、と視線を向けるも当の本人は視線を逸らして口笛をするのみ。
「あははは。まさかここまで大事になるとは思わなくて。私はただ、アクセル君がスレイさんって美人を侍らせてるよーってメールと写真を……痛っ、痛いよアクセル君! 離してぇ!」
その頬へと手を伸ばし、一応力を加減してだが抓ってやる。
「だからスレイやオウカとは別にそんな関係じゃないと言ってるだろうに」
「うー……」
そんなやり取りをしている俺の横では早乙女が何やら囁き、笑みを浮かべながらその囁きを聞いているオウカの姿があった。そしてやがて立ち上がり……
「初めまして。オウカ・ナギサといいます。現在はシャドウミラーでアクセルさんの部下として働いています。……そちらの4人の方、もしよろしければアクセルさんがこの麻帆良にいた時のお話を聞かせて貰えると嬉しいのですが」
「ちょっ、あやか。何かあの人凄い迫力を感じるんだけど」
「美砂、圧されないの。アクセル君の恋人候補として、ここで負ける訳にはいかないのよ!」
「そうですわ! ここで退くのはアクセル君から手を退くのと同じ事です。……いいでしょう、オウカさんとか仰いましたか。よろしければアクセル君のいない場所でどうでしょうか?」
「おい、一体何を話す気だ。俺の事を話すんなら別にここでもいいだろ」
何やら不穏な、ある事ない事を話されそうな気がして思わず止めるが。
「いえ、アクセルさん。申し訳ありませんが女として退けない状況なんです。ここは行かせて下さい」
オウカにまで止められ、結局俺達を置いて5人で学食から出て行くのだった。
……あやか達がパクティオー・カードを持ってたのや、オウカが獲物を狩るような鋭い視線をしていたのは気のせいだと思いたい。
結局昼休みが終了する少し前に戻って来た5人は、それなりに笑顔で会話をしてい
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