スーパーロボット大戦OG外伝
0525話
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君!?」
どこか必死な様子で俺へと視線を向けてくるが、俺にしても何故か微妙に迫力のある現在のオウカにはあまり逆らいたくはない。と言うか、まるで爆発寸前の爆弾の解体処理しているような気分にさせられる。それ故に早乙女から視線を逸らして、レイニーデイへと顔を向ける。
「……それで、レイニーデイ。お前は何を。へぇ、カレーライスか」
「見捨てられたぁっ!?」
「……」
無言でコクリと頷くレイニーデイと、にっこりと笑って早乙女を引っ張っていくオウカ。
早乙女は何とかオウカの手から逃げようとするのだが、パイロットとして一流のオウカは身体能力もそれに準じている。ネギと仮契約を結び、ただの中学生ではないにしても早乙女の力でどうにかするのは無理だった。
「……いいのか?」
チラリ、とオウカと早乙女を見てスレイが言ってくるが、早乙女が何をどうしてオウカの地雷を踏んだのかは分からない以上はそこに関わり合いたくはない。
どこか心配そうなスレイに明石が笑みを浮かべつつ口を開く。
「気にしなくても大丈夫ですよ。パルにとってはいい薬ですから。えっと、お姉さんは?」
「ん? 私はスレイ・プレスティ。先程も言ったが、アクセルの同僚だ。……決してあの早乙女とかいう少女が言っていたような事はないからな」
「OKOK。分かってますって。……なる程。こっちは事態進行中か」
「お前今最後に何をボソッと言ったぁっ!?」
「いやいや、何でも無いですってば。……それよりもスレイさん美人ですね。もし良ければ写真を撮ってもいいですか?」
「ん? あー……どうなんだ、アクセル。構わないのか?」
視線を向けてくるスレイに、カツ丼を口に運びながら小さく頷く。
「お前が問題無いなら構わないぞ」
「そうか。なら構わない。……ただし、変な事には使わないようにな」
「もちろん。スレイさんみたいに美人な人の写真は貴重だし。後で朝倉に見せてやろうっと」
何やら微妙に危険そうな事を呟きつつ、持っていた携帯で写真を撮って何やら操作する明石。
嫌な予感がしないでもないが……まぁ、被害に遭うのはスレイだろうし構わないだろう。
……そう判断したのだが。それはかなり甘い判断だった事をすぐに思い知らされる。
「いたーーーーーーーっ!」
その声が学食中に響き渡ったのは、俺がカツ丼を食べ終え、早乙女が憔悴しきった様子でタラコパスタを食べている頃。
聞き覚えのある……と言うか、ありすぎるその声に視線を向けると、そこには俺を指差している美砂。その近くにはあやか、千鶴、円の4人が存在していた。いや、それどころか3-Aのメンバーの半分近くがその後に付いてきている。
「ちょっと、アクセル君。久しぶりに麻帆良に来たのに私達に
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