スーパーロボット大戦OG外伝
0525話
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げほっ、えほっ。……馬鹿な事を言うな! 私は単なる同僚でしかない! いや、兄様の病気を治して貰ったのを考えれば恩人と言ってもいいかもしれないが、別にアクセルに対して異性に対しての好意等持ってはいない!」
食べかけだったハンバーグに咽せつつも、顔を赤くして叫ぶスレイ。その隣ではオウカもまた麺が変な所に入ったのか、咳をしながら水を飲んでいる。
「そ、そうです。私は以前アクセルさんに助けられて、その恩返しをする為にこうして協力してるのであって……あ、もちろん好意を抱いているかどうかと言われれば間違いなく抱いているんですが。でも、だからと言ってそれがアクセルさんに受け入れられるかどうかというのは別の話であって」
「あー……ハルナの意見が見事にクリーンヒットだったかな?」
苦笑を浮かべつつ隣のレイニーデイに尋ねる明石。そしてレイニーデイはいつもの無表情で頷いていた。
「えー? そっかなぁ? なーんかこの辺からラヴ臭が漂ってくるんだけど……2人共覚えが無いですかな?」
「ラ、ラヴ臭!? 何だそのあからさまに胡散臭いのは!」
「そうです。そんな、ラヴ臭だなんて……」
「あー、ほら。取りあえずお前等は落ち着け。それぞれ自己紹介でもしたらどうだ?」
「うんうん。確かにアクセル君に好意を持っている人の名前とかは聞いておきたいかな。だってほら、後でアクセル君の恋人候補4人に教えておかないといけないでしょ?」
早乙女がそう告げた瞬間、何故か早乙女がビクリと硬直する。
その視線の先にいるのは……オウカ? いつものように笑顔を浮かべながらもその視線は早乙女へと向いていた。
「あ、あ、あれ? 何か急に寒気が……」
「貴方、名前は何といったかしら?」
「え? 私? いやその、名乗る程の者でもないんで気にしないでスルーしてくれれば」
額に汗を掻きながら慌てたように言う早乙女だが、オウカから距離を取っている所を見ると相性が悪いんだろうか。
「ねぇ、そっちの子。この子の名前を教えて貰える?」
そして次の標的になったのは明石。オウカを見て何かを感じたのか、早乙女と何度か見比べ――早乙女は無言で首を振っていたが――あっさりと裏切る。
「早乙女ハルナです。噂に関してはクラスでもトップクラスに詳しい人物です!」
オウカの視線に耐えかねた明石は、あっさりと同級生を売り渡すのだった。
……今のオウカの様子を見れば無理もないかもしれないが。インスペクター事件の時は随分とお淑やかな様子だったのに、何でこうなったんだろうな? 恐らくアラドやゼオラと一緒に暮らしていた悪影響とかだな、うん。
「へぇ、早乙女ハルナさんね。……ねぇ、ハルナさん。ちょっと来て貰える? 女同士の話があるの」
「あ、あ、その……アクセル
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