第六十四話
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はじめ
「なんか面白くなってきたな」
はじめが面白半分にやってきた
啓一
「楽しむなよ、キャプテンがあんな怒ってんの久々に見たよ」
はじめ
「まぁな。でも、式島だっけ?アイツ、上手いのか?」
啓一
「さあ…」
実際、誰も虹太郎のバッティングを見ていない
現在、キャプテンはマウンドで肩を温め、虹太郎は素振りをしている
ルールは
ヒット4点
二塁打5点
三塁打6点
本塁打7点
ボールはノーカウントで1点
20点取れば虹太郎の勝ち
となった
キャプテン
「おい、式島ァ!!」
バッターボックスに立った虹太郎にキャプテンが怒鳴る
キャプテン
「先輩に喧嘩売ったんだ、覚悟は出来てんだろうな?」
虹太郎
「喧嘩なんて…誤解ですよ」
キャプテン
「うるせぇ、もし負けたら二度と野球部に顔出すんじゃねぇぞ」
虹太郎
「あ、はい…」
キャプテン
「じゃあ始めるぞ」
虹太郎
「あの〜お願いが3つあるんですが…」
キャプテン
「なんだよ?」
虹太郎
「えっと…」
虹太郎の出したお願いは
外野に長打を打った時の判定を監督にお願いすること
実戦同様、守備を置くこと
そして
虹太郎
「俺が勝ったら、キャプテンのフォーム、直させてもらえますか?」
3つ目を言った瞬間、周囲から笑い声があがった
部員A
「おいおい、アイツ、キャプテンの球打つ気だぜ」
部員B
「馬鹿馬鹿しい、レギュラーでも打つのムズいんだぞ」
そんな声が聞こえる中…
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