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路地裏の魔法少年
プロローグその2:それは不思議な出会いなんじゃね?
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と化し、それに足を取られたブラック・モロが動けなくなった所で二人して一気に畳み込んだ訳である。

 高町さんと『黄色いry』がここに来るまで…………。

 それまで啓太がドッカンドッカンぶっ放した後に俺が削岩機でガッツンガッツン刺したった。
 今までの恨みとか色々こめてやった、ざまーみろ。
 と、その時は興奮状態にあったからまだ良かったものの、今冷静になって考えてみたらこれって結構マズイんじゃないのかなぁ……。

 動物愛護団体とかにヤられるんで無いかな俺達。
 クレーターの中にいるブラック・モロを見ながら俺はそう思った。


 「今更だけれど……すごい事になったの」

 しっちゃかめっちゃかになった住宅街を見渡して高町さんが一言。
 うん、ぶっちゃけ動物愛護団体云々よりこっちの方が遥かにヤヴァイ、どうしよう。
 「これ、俺らヤバいパターンじゃね?」
 と、心配していた俺達に救いの言葉を掛けたのは『黄色ry』だった。
 「結界の中の事象は現実世界とは切り離されているから安心して」
 との事で、イマイチ何を言っているのかその時は分からんかったが、後々ここが所謂某青狸の道具にある『逆世界入り込み何とかの』世界みたいなモンである事が分かり、俺達は人生の中でもトップランクに入る「ほっ」を体感する事になった。
 齢9つにして前科持ちにならずに済んでマジで良かったぁ……。

 「兎も角話は後にしよう…なのは、封印を!」
 「まかせて」
 


 その後、高町さんがジュエルシードとやらを封印する作業をし、『黄ry』が結界を解除すると周りの世界はいつもの住宅街に戻っていた。


 まるで白昼夢ってヤツだ…。
 あと、どうでも良いが高町さんの封印作業が今までの中で一番魔法っぽくて少し安心した。

 で、問題のブラック・モロはと言うと、それがまた俺達の予想を上回るってもんで、コイツの正体は小っさいチワワだった。
 ある意味一番驚いた。

 「「ハァ!?」」
 俺と啓太の声が揃った、ちなみに声質もだ。
 「何?俺達こんなヤツに追っかけまわされて挙句に喰われそうになったの?何それ、こんな小っさい奴が俺達を喰おうと思ってたの?バカなの?死ぬの?」
 という想いが「ハァ!?」の一言には込められていた、つーか込めた。

 「多分この犬は強くなりたいと願ったんだと思う、だからあんな姿に変化したんだろう」
 遠い目をして『黄色』がそう言った。

 「何?ドユコト?」
 イマイチ『ジュエルシード』についての知識が無かった俺が『黄色』に尋ねると、彼は『ジュエルシード』が願いを叶える魔法の宝石みたいなモンであると教えてくれた。
 するってーと何か?全部あの犬ッコロがいけねーんだな?

 「よーし、もっ回
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