プロローグその2:それは不思議な出会いなんじゃね?
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所にプロテクタを貼り付け、黄色いヘルメットを被り、軍手をはめた手にはエンジン式削岩機と化したデバイス。
以上、何だコレ、魔法もクソも無ぇ、ただの俺の親父の仕事中の格好だ。
「よ……よく似合ってると……お……思うの」
「気の使い所間違ってね?高町さん?」
「あうぅ、ごめんなさい、そういうつもりは…」
基本良い奴なんだろうな高町さん、だが、この場合はいっその事爆笑してくれた方が俺的には助かる。
「ま…まぁ、良いんじゃ無いか?見た目はアレだが…」
そう言って魔法軍人みたいな格好の啓太は肩をプルプルと震わせていた。
「身を守る…防具と最高の武器が……ブフッ!ヤバいこれダメだ、ブフフフ!!」
堪えきれず噴出しやがった。
よーし、今から俺はこの削岩機でお前を粉微塵にしてやる、そこを動くなよ。
「ちょっと待ってくれ!」
俺が掘削機と化した魔法の杖(?)を掲げて啓太に襲い掛かろうとすると、『黄色いイタチっぽいナマモノ』がそう言った。
「じゃぁ君達は何にも知らないままデバイスを起動させてしまい、『ジュエルシード』の影響を受けた生き物をあんな風にしたと言うのかい!?」
そう言って『黄色いry』はブラック・モロだったそれの方に頭を向ける。
大分やり過ぎたかな……仰向けになって泡を吹いていらしてた。
どれくらいやったのか、話せば長くなるのでダイジェストで説明しよう。
変身した俺達はまず、襲ってきたブラック・モロの攻撃をバリアみたいなモンで防ぐと、啓太の持っていた杖が「ランチャー・フォーム」と発して何だかヤバそうな得物に変化。
啓太曰く「なんだか、カールさん家のグスタフ君みてぇだな」との事だがとりあえず生き物相手に使う武器じゃねぇだろうなという事は分かった。
だが、啓太は順応が早いのかそれともただ単にドSなのかは知らんが、そいつを構えると引き金をカチン。
その瞬間アホみたいに強烈な爆音と全身をビンタされたかのような衝撃波が発生して緑色の何かが飛んで行った。
そして外した。
家が一軒吹き飛んだ。
俺知らね……。
でもって、俺はアイアン・ウィルの説明に従って削岩機を構えると奴が「ぶるぁあああ!!」と喧しく雄叫びを上げながら先端のドリルビットを振動させ銀色のオーラみたいなのを纏わせた。
言われるがままそれをブラック・モロ目掛けて思い切り叩き付けようかと思ったら回避されて……。
二件目の家に大穴が開けられた。
あ、ゴメン……。
だもんで、これ以上被害を出さないように慎重にとかアイアン・ウィルとスティールスピリットに注意をされたが、トーシロの俺達にそんな戦い方が出来るわきゃ無ぇだろという訳で、その後街一帯は瓦礫の山
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