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不老不死の暴君
第十六話 西へ!
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の支配者だ。
ウルタンエンサ族は国土を持つ風習を持たないが、縄張り意識が非常に強く、同族間の争いが絶えない。
まったく面倒なと思いながらセアは四方に気を配り視界に入ったウルタンエンサ族を片っ端から遠隔攻撃で倒し、近くにいた奴は真っ二つにに斬り、西へ走った。
途中でウルタンエンサ族を主食にするウルタンイーターを見かけついでにそれも魔法で襲われてるウルタンエンサ族ごと焼き尽くした。
西へ西へと走っていると砂海が北の方へずれ始めた。
どうやらそろそろ死者の谷に着くみたいだ。
未だに襲ってくるウルタンエンサ族を魔法や剣技で倒しながら、谷へ入って行った。
すると大きい建物が見えてきた。
レイスウォール王墓だ。
なんでこんなところに墓を建てたのかセアは凄まじく疑問だったがとりあえずヴァンたちが来ていないか入り口の方に向かった。
そしてセアは床に顔を近づけ床をよーく調べた。

「新しい足跡はないな・・・ヴァンたちはまだか」

ヴァン達がまだ来ていないことを知ると急に眠気がこみ上げてきた。
周りを見てみると大分前に日が沈んであたりは闇に包まれていた。
セアは床に寝転び、寝てしまった。
セアが寝て1分後、王墓の守護獣ガルーダが侵入者の気配を察知して飛んできた。
すると王墓の入り口で寝ているセアが目に入った。
ガルーダは腹も減っていたので寝ているセアは一口で飲み込むと空へ再び飛んでいった。

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