第十五話 かつての上司
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ザリアなど前座にすぎん!」
その言葉を聞きセアは首を傾げた。
このイヴァリースでアルケイディア帝国と互角に戦える国家はロザリア帝国以外に存在しない。
そのロザリア帝国が前座にすぎないというとアルケイディア帝国は一体何と戦うというのだ?
「よくわかりません・・・ロザリア帝国が前座ということはアルケイディア帝国の真の敵は何処なのですか?」
「その内解る事だ・・・その時に君がヴェインの下で戦ってくれればいい」
そういうとシドは態々呼び出してすまなかったねと帝国兵に命じセアを退室させた。
するとシドは誰もいないところに話しかけた。
「どうだ彼は?・・・・そうか、少なくとも奴等となんらかの関係があると見たほうがよいか・・・ん? それも微妙だと?」
シドはまるで目の前に誰かがいるように独り言を続けていた。
一方セアは王宮の外で独り言を呟いていた。
「相変わらずあの所長はよく解らない」
セアはため息を吐き、西の空を睨んだ。
「やることがなにもないからとりあえず馬鹿弟子を殴りに行くか・・・」
そう呟きセアは暗い笑みを浮かべた。
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