17対6
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、『レーサー』」
「ほぉ、何だっていいが気にくわねぇツラだ」
「同感だな」
「確かに気に入らないわね」
グレイの言い分にリオンとティアが同意する。
「大金を積めば、1人でも軍の一部隊を全滅させられる魔導士、天眼の『ホットアイ』」
「お金の為?」
「下劣な・・・」
ジュラの声に怒りが混じる。
「心を覗けるという女、『エンジェル』」
「何か・・・本能的に苦手かも・・・こういうタイプ・・・」
「僕も・・・」
ルーシィとルーが嫌そうな表情を浮かべる。
「この男は情報が少ないのだが、『ミッドナイト』と呼ばれている」
「真夜中さん?」
「妙な名前だな」
アランが首を傾げ、エルザが不審そうに呟いた。
「そして奴等の司令塔、『ブレイン』」
「何でコイツ顔に線がこんなにあるんだ?今流行だったっけ?」
ブレインの顔にある線を見てアルカが首を傾げる。
「それぞれがたった1人でギルドの1つくらいは潰せるほどの魔力を持つ。我々は数的有利を利用するんだ」
「あ、あの・・・あたしは頭数に入れないでほしいんだけど・・・」
「私も戦うのは苦手です」
「私も・・・そんなに・・・」
「ウェンディ!ココロ!弱音はかないの!」
「ルーシィもいい加減に覚悟を決めろ。ここまで来たんだ。六魔将軍を壊滅させるまでは帰れんぞ」
早速弱音を吐くウェンディとココロ、ルーシィをシャルルとヴィーテルシアが叱咤する。
「安心したまえ、我々の作戦は戦闘だけにあらず。奴等の拠点を見つけてくれればいい」
「拠点?」
「今はまだ奴等を捕捉していないが、樹海には奴等の仮設拠点があると推測される」
一夜の言葉にリオンが疑問形で繰り返し、レンが説明を入れる。
「もし可能なら、奴等全員をその拠点に集めてほしい」
「どうやって?」
「殴ってに決まってんだろ」
「それって結局戦ってるよね」
「大事なのはそこじゃないでしょ。で、集めてどうするの?」
グレイが問い、ナツが言い、ルーが呆れたように呟き、ティアが問いかける。
ティアの問いに、ヒビキは天を指さし叫んだ。
「我がギルドが大陸に誇る天馬、クリスティーナで拠点もろとも葬り去る!」
「おおっ!」
「魔導爆撃艇!?」
それを聞いたリオンとシェリーは目を見開いて驚愕の声を上げた。
「てか・・・人間相手にそこまでやる?」
「そういう相手なのだ。よいか・・・戦闘になっても決して1人で戦ってはいかん。敵1人に対して、必ず2人以上でやるんだ」
ジュラの言葉を聞いたルーシィの顔がサァーっと青くなる。
それとは対照的に、やる気になっている奴が1人。
「おし!燃えてきたぞ」
ばすっと左掌に右拳を打ちつけ―――――
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