17対6
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ズに持て成される2人と目が合う。
ウェンディとココロは何も言わず、にこぉっと可愛らしい笑顔を浮かべただけだった。
それに対し、ナツはやはり思い出せず、訝しい表情を浮かべた。
「つーかよぉ、化猫の宿って2人じゃなかったのか?」
「僕の参加は今日決まったんです。だから、知らないとも当然だと」
「なるなる」
アルカが首を傾げ、アランがそれに答える。
その様子を―――――否、アランを、ティアは睨むように見つめていた。
(アイツから禍々しい魔力を感じる・・・一体アイツは何者なの?)
しばらく睨み、ゆっくりと頭を振ると、ティアは目線を逸らした。
解らない事を考えるのはやめたようだ。
「さて・・・全員揃ったようなので、私の方から作戦の説明をしよう」
そんな中、一夜が今回の作戦について話す――――――
「―――――とその前にトイレの香りを」
「オイ」
「そこは香りって付けないでよ・・・」
「ここから北に行くとワース樹海が広がっている。古代人達はその樹海のある強大な魔法を封印した」
一夜が戻ってきたと同時に説明が始まる。
作戦説明は青い天馬だ。
「その名は、ニルヴァーナ」
一夜がそう言うが―――――――
「?」
「ニルヴァーナ」
「聞かぬ魔法だ」
「ジュラ様は?」
「いや・・・知らんな」
「ティアは知っているか?」
「全く」
「知ってる?てか魚いる?」
「結構」
誰1人としてピンと来ていなかった。
その様子を見たトライメンズが口を開く。
「古代人達が封印するほどの破壊魔法という事だけは解っているが」
「どんな魔法かは解ってないんだ」
「六魔将軍が樹海に集結したのは、きっとニルヴァーナを手に入れる為なんだ」
「我々はそれを阻止する為・・・」
「連合軍を組んで、六魔将軍を討つって訳ね」
「わ、私のセリフが・・・」
レン、イヴ、ヒビキが口々に言い、ラストを一夜が締め括ろうとしたところで遮るようにティアが言い放つ。
「こっちは17人、敵は6人。だけど侮っちゃいけない。この6人がまたとんでもなく強いんだ」
そう言うと、ヒビキは自分の魔法を使い、6人の顔写真を空中に映し出した。
「毒蛇を使う魔導士、『コブラ』」
「悪そうなツラしてんなー、このつり目野郎!」
「「お前も似たようなモンじゃねーか!」」
「アンタもこんな感じじゃない」
「んだとティアー!」
ナツの言葉にグレイとリオンがツッコみ、ティアが冷静に言い放ち、ナツがキレる。
「その名からしてスピード系の魔法を使うと思われる
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