4日目
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いないものの、あと3,4時間もすれば日は完全に昇りきるであろう。
話し込んでいるうちにいつの間にかかなり時間が経過しているようだった。
少し遅いが朝食でも食べるかね?と尋ねてみたところ、こくんと小さく頷いた。
しかし、食べようと思っても実際、食料はないため食材を採取したり調理をしたりしていたらいつの間にか日が完全に昇り切っていた。
遅すぎる朝食件、昼食をとり、少し休憩をとった。
早く、村の方へ戻らなくても大丈夫なのかと思ったが、村を出発してから三日以内。つまり、明日中に戻れば別にいいらしい。
やはり彼女もモンスターを討伐するということで、いくばくか緊張していたのか休憩を提案した後テント内に入り寝ていた。
休憩といわれてもやることがなく、手持ち無沙汰なのでとりあえずあたりを散策することにした。
あまり、遠くにいくわけにもいかず、昨日や一昨日と同じような場所しか散策できなかったため、あまり、面白味もなかった。
そんなこんなで、日も傾き始めたため彼女のいる拠点へと戻った。
帰ってみると、彼女は起きており、出発の準備を整えていた。
今から出発すれば、道中休憩をはさんでも明日の昼には付くらしい。
明日でもいいのではと思ったが、明日はここら一帯に警報が出るらしく、早めに出発しておきたいそうだ。
なぜそんなことがわかるのか疑問に思いつつ、荷物をまとめる―――といっても、すべて投影で作りだしたものなのでいらないものを破棄しただけだが。
そして、準備が整い次第出発した。ちなみに、今は休憩中で私が見張りをしながら日記を書いている。まあ、受肉して人の体になっていても睡眠ぐらいなら二日、三日とらなくても支障はないだろうと思う。ていうか、そう思いたい。
〜追記〜
散策していたあたりからやけに視線を感じる。別に敵意はないためほっといているが………
まあ、明日もついてきたらその時に考えよう。
〜???〜
「………」
ひっそりと物陰から黙々と見つめ続ける。
きっと、彼は自分のことに気づいているだろう。何度か視線をこちらに向けてきている。
しかし、気づいていて自分に何らかのアクションを起こさないということは、強者としての余裕があるのか、それとも敵意がないとわかっているのか。
どちらでもいい。決して逃がしはしない。自分にとっては二度とないチャンスかもしれないのだ。それ故に見つめ続ける。
そしていつの日か―――――――――
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