スーパーロボット大戦OG外伝
0524話
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人はスレイにオウカ。どっちも俺がいたOGs世界の出身者で、シャドウミラーの実働班の所属だ」
「ちょっ、待てよ。ズルいぞそれ!」
俺の説明に、案の定文句を言ってくるアウル。本人がパイロット志望なだけに、見るからに20代のスレイはともかく、自分とそう年齢が変わらないオウカが実働班の所属だと聞けばそうなるか。
「ズルい、ですか?」
「そうだろ。あんたみたいな女がパイロットになれるんなら、俺だって学校なんて退屈な場所に行ってないでパイロットをやってもいいじゃねーかよ」
「……アウル、学校退屈? ステラは楽しいよ?」
アウルの言葉を聞いていたステラが、どこか悲しそうにその裾を引っ張って呟く。
「おい、アウル。あまりステラを泣かせるなよ」
「分かってるよ! ったく。別に学校が退屈なのはステラのせいじゃねーって。単純に俺には合わないんだよ」
自分を咎めるスティングへと言い返すアウル。
「あー、オウカはシャドウミラーに入る前にもきちんと軍隊に所属していたからな。その辺の常識はしっかりしている。だが、そうだな」
周囲を見回すと、公園が目に入る。
オウカの出身だったスクールに、エクステンデッドの3人。それぞれ微妙に違うとは言っても、似たような出身と言えるだろう。レイにしてもクローンでテロメアが短かったりと同類ではあるんだし。
「ちょっとそこの公園で休んでいくか。お前達もどうだ?」
「あー? 公園とか面倒臭いよ」
案の定愚図るアウルだったが、次の一言で勝敗は決する。
「公園にクレープの屋台が出てるみたいだし、奢ってやるよ」
「シン、クレープって何?」
俺の言葉に、隣にいるシンへと尋ねるステラ。どうやら原作同様にステラとシンはそこそこ相性がいいらしい。
「うーん。甘くて美味しいもの、かな?」
「甘くて美味しい!? ステラ食べたい!」
「ちょっ、アクセルあんたステラを引き込むとか、卑怯だぞ!」
俺の狙いを見破ったのだろう。アウルがそう抗議してくるが、既にステラはシンを引っ張り公園の中にあるクレープの屋台へと突撃している。その後を溜息を吐きながらレイとスティングが追いかけており、オウカやスレイも向かっている。
こうして見ると、レイとスティングの仲が意外といいんだよな。
「ほら、俺達も行くぞ」
「ちょっ、だから俺は別に!」
ひょいっとばかりに暴れるアウルを抱え上げ、皆が注文をしているクレープの屋台へと向かう。そしてメニューを見て……
「なん……だと!?」
そのメニューの中にゴーヤクレープが存在するのを見つけて思わず動きが固まる。
そしてその隙に俺の腕の中から抜け出していくアウル。
だが、今の俺はそんな事よりも目の前にいるクレープ屋の方が
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