第2章
戦闘校舎のフェニックス
第49話 決戦終了間近です!
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『「ふ」』
だが、木場は未だに笑みを崩さなかった。
また柄から刀身が現れ、今度は先端に穴が開いた剣が現れた。
『「っ!?」』
『「はっ!」』
木場の掛け声と同時に魔剣の穴に短剣の風が炎ごと吸い込まれていった。
『「貴様、一体いくつ神器(セイクリッド・ギア)を持っている!」』
(いや、あれは複数有ると言うよりは…)
『「僕は複数の神器(セイクリッド・ギア)を持っている訳じゃない。ただ作っただけだ」』
(やはりな)
『「魔剣創造(ソード・バース)…すなわち、意思通りに…」』
木場が剣を振るうと相手は後ろに跳んでかわした。
『「魔剣を作り出せる」』
そう言って、手を地面に着け、相手が何かを察したのか、その場から跳び上がると同時に相手のいた地面から複数の魔剣が飛び出てきた。
「……駿足の足と魔剣創造(ソード・バース)による多彩な魔剣…」
「……あれが木場先輩の力…」
木場の方は大丈夫そうだな。
(さて、イッセーの方は?)
(すっげぇ…あいつ、あんな力を…)
俺は木場達の戦いを見て、呆気に取られていた。
「お前っ!戦闘中に余所見をするなっ!!」
「しまっ…ぐはぁっ!?」
余所見をしていた為、相手の攻撃をもろに喰らってしまい、思いっきり後ろに吹っ飛ばされてしまった。
(くっそぉ…そろそろなんだけどな…)
戦闘が始まってから、倍加が完了するまで逃げの一手だった。
『Boost!!』
「っ!来たぁぁっ!!」
(これで十二回のパワーアップ、最大回数だぜ! )
『Explosion!!』
倍加を止めると同時に俺は腕を前に突き出す。
「ドラゴン波ならぬドラゴンショット!!」
そして、魔力の塊を向かって来る相手に向けて打ち出した。
ズバァァァァァァァア。
「っ!?」
相手は驚愕しながらも避けた。
そのまま、魔力の塊(以降はドラゴンショットと命名)はテニスコートまで向かって行った。
ドゴォォォォォォォォン。
爆風が止み、テニスコートの方を見ると、テニスコートが跡形も無くなってしまっていた。
「……大分セーブしたつもりだったのに…」
にも関わらず、この威力である。
「……危険だ、あの神器(セイクリッド・ギア)は!ここで私が倒しておかねばっ!!」
俺のドラゴンショットの威力を見て、危険だと判断して焦ったのか、一気に攻めて来た。
だが、焦っていたのか、攻撃が単調になっていた。
「しめた!」
俺は相手の拳を避け、逆に俺の拳を当てる。
「……それで当てたつもりか…」
だが、大したダメージにはなっていなかったが、当たれば十分であった。
「弾けろ!洋服破壊(ドレス・ブレイク)!!」
パチン。
俺が指を鳴らすと、相手の服が弾けとんだ。
「っ!?なんだこれは!?」
相手は自分の身に起こった事に
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