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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第266話】
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きつつ――。


「んじゃ、行くか? そういやまたパッケージとか借りたのか?」

「あぁ。 クアッド・ファランクス、申請したぜ!」


 クアッド・ファランクス――確か前の大会で理央と宇崎の二人が使ってたパッケージだな。

 ……理央って、ああいうスタイルが良いのだろうか?

 まあ確かに弾切れおこさない気はするが。


「大型パッケージか……厳しい模擬戦になりそうだ」


 何となく吐いた弱音だが、理央は――。


「へへっ。 後、ヒルトは第三世代兵装禁止な?」


 軽く笑顔を向けると、更に俺に制限を課してきた。

 ……まあ、理由はわかってるが。


「……構わないぞ。 使うと完封するしな、実弾」


 クアッド・ファランクスの装備はほぼ実弾オンリーで、第三世代兵装を使えば完封されて相手にならないからだろう。


「そういう事! それだとヒルトも訓練にならないだろうしな! じゃあ早く行こうぜ? 機体搬入は皆に任せてあるからさッ!!」


 夕焼けの太陽を浴びた理央の笑顔に、やれやれという思いで俺は後ろから着いていった――。
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