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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第265話】
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――第三アリーナロッカールーム――
六限目の授業を終え、俺と一夏は着替えの最中。
女子とは違い、男子二人の為か基本的には静寂に満ちているロッカールーム。
……模擬戦が終わった後、セシリアは態度はいつも通り、変わらなかったものの握り拳を作っていた両手は真っ赤になるぐらい力を込め、震わせていた。
……周りも、一夏がセシリアに勝ったという事で一夏ファンの子は勿論持ち上げていた。
そんな事もあってか、一夏は鼻唄を歌いながら制服に袖を通している。
曲はわからないが、いつもの静かなロッカールームに響き渡る鼻唄は、一夏が勝って受かれてるというのを確実に表していた。
「いやぁ〜、まさかセシリアに勝てる何て思わなかったな! ……美冬には負けたが、同じA+のセシリアに勝ったんだ。 次は美冬にリベンジだな!」
勝ったのが嬉しいのは解るが、忘れてはならないのが相性の良さだ。
実質、セシリアの武器をほぼ完封していて、使用武器が限定されてる上に、今回はミサイル型ビットしか使っていない。
展開できなかったというのもあるが、移動しながらも自由に扱える様になればセシリア自身、もっと強くなると俺は思う。
……後、何気に相性良かったのにエネルギー切れをいつもの如く起こした一夏はその辺りの反省をしないといけないのだが……。
「美冬にリベンジ終えたら次はヒルトの番だな。 臨海学校での模擬で負け越してるし」
……残念ながら、今の一夏は喜びすぎて多分今回の反省点に気づいていないだろう。
「……一夏、浮かれるのは勝手だが……今回の模擬戦での反省点ぐらい洗い流せよ?」
着替えを終えた俺は、そう指摘すると一瞬きょとんとした表情になる。
「……わかってるわかってる。 でもせっかくセシリアに勝ったんだからな! 今はそっちの方が重要だぜ。 何せ、あのセシリアに勝ったんだぜ!」
……多分、反省点すら考えないだろうなとこの時の俺はそう感じた。
俺自身、人に指摘するぐらい実力がついたとは思って無いが、気付いた点等はそれとなく伝えたりはする。
……が、今の一夏にはその言葉が右から左へと抜けていってる気がした。
そんな一夏にため息をつきつつ、簡単な柔軟体操をしながら――。
「そういや一夏、お前今日は訓練するのか?」
「ん? ……いや、グラウンド走らされてくたくただからな。 こういう日は訓練せずに風呂に入りたいぜ……。 確か、今日は男子が風呂に入れる日だったよな? 今日こそ一緒に入ろうぜ、ヒルト!」
そんな満面の笑みで言いながら近付き、肩を組む一夏。
中学時代、確かにこんな感じでたっくんや信二も組んでくるこ
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