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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第265話】
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とはあったが、それは二人がホモじゃないってのがわかってたから何も思わなかったが……。
一夏の場合はどうしても六月のあのシャルへの迫り様が頭から離れない。
例えば、シャルがトイレに行くとき何かも――。
『シャルル、どこに行くんだ?』
『ふぇっ!? え、えっと……お手洗いだけど?』
『そっかぁ! なら一緒に行こうぜ!』
『わあっ!? な、何で一緒に来るのさ!? ひ、ヒルト! 助けて!!』
……この時、もうシャルは俺に女の子である事をカミングアウトしていて、俺も慌てて一夏を抑えてシャルに一人で行かせたからな。
……まさか、女の子だとは言えないし、一夏って無理やりな所もあるからな……。
勿論、女の子だとわかった後はそんなこと言わないが、逆にそれまでシャルルに対して迫っていたのに女の子だとわかった途端、興味が失せたみたいな態度だと誰が見てもホモにしか思えないのだが……。
「悪いが最初に取り決めただろ? 最初の三十分は俺、残りは一夏にやるって」
「そんなつれないこと言うなよ。 臨海学校の時みたいに、裸の付き合いしようぜ!」
……あれからマジで一緒に入りたくないんだが。
訳のわからん変なギャグを延々と聞かされるなんて、ただの拷問に近いぞ。
それも、意味がわからないといった表情をするとわざわざそのギャグの説明をするという……。
風呂に入ってる筈なのに、凍えそうな気がしたもんだ。
「別に裸の付き合いしたいって思わないよ。 ……てか、疲れてるのは解るがせめてイメージトレーニングぐらいしないのか?」
「ん? ……イメージトレーニングとかしたことないぞ? たまに習った事のお復習とクロス・グリッド・ターンのページを見るぐらいかな」
……そういや、一度セシリアからそれを教わってからかそればかり使ってるよな。
……てか、基礎のターンとか練習してないのだろうか?
「ふぅん……。 たまにはもっと訓練時間増やすか、基礎のお復習しないのか?」
「……時間増やすと、疲れがとれないんだよ。 それにさ、基礎が大事なのは解るが、地味だろ? 基礎訓練何て」
……その地味な基礎訓練を今も続けてる俺の前で言うのはどうかと思うが。
一夏もその事は知ってる筈なのに。
「……ともかく、風呂に関してはいつも通りだし、放課後俺はアリーナ使って訓練だから」
「へぇー……。 ヒルト、あんまり訓練ばかりやってると気が滅入るぞ」
……だからたまに休んでるんだよ。
毎日やればスランプになるのはわかってる事だし。
「わかってるよ。 ……んじゃ、先に教室に戻ってるからな。 お前今日は着替え遅すぎ
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