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ヘタリア大帝国
TURN125 シチリア降下作戦その十一
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うなるというのだ、最後は。
「そして結局欧州は敗れるである」
「そして世界の中心から降りることになるのか」
「先の戦争と合わせて傷を負い過ぎたである」
 スイスも欧州の一国だ、このことには苦い顔で述べる。
「最早避けられないである」
「残念だな」
「これからの中心は太平洋である」
 そこになるというのだ、今の枢軸諸国の中枢である。
「吾輩はそう見ているである」
「悲しい話だな」
 ぴえとろが見てもだった、このことは。
「欧州の衰退か」
「しかし貴殿にはもう関係のないことである」
 スイスは腕を組んだままだ、そのうえでまた話す彼だった。
「亡命するであるからな」
「しかし欧州から離れはしない」
「そうであるか」
「わしは欧州で生まれ育ったのだ、最早欧州から去ることは出来ない」
 イタリンから去ることは出来てもだというのだ。
「それでもだ」
「そうであるか」
「だから貴国に亡命させtてもらう、わしも最低限のことはわきまえているつもりだ」
「わかったである、ではいざという時は門を開けておくである」
「それではな」
 ぴえとろは亡命の準備を進めていた、今の統領である彼はそうしていた。その中でグスタフラインでの攻防がはじまろうとしていた。


TURN125   完


                     2013・7・16
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