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Angel Beats! the after story
TK 〜Opening in the dead world〜
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を使用しているらしい。そんなものがここにあるんですか?と聞くと「土塊から作るんだ」と意味が分からなかったが、校外の粘土質の土塊を不恰好だったが野球ボールにしていた。すぐにその仕方を教えてもらったが相当難しく、根気強く粘って、2つのものを作った。
「ヘアバンドと手錠?」
「はい、ある友達から貰った、大事なヘアバンドをイメージして作りました。手錠は…ファションですよ」
「ふ〜ん」
僕は嘘をついた、ヘアバンドは本当だが、手錠は…僕は1度犯罪に手を染めようとした、だからそのことを忘れないためにも、自分への、戒めして側に置きたかったからだ。ヘアバンドを頭に付け、手錠を首からぶら下げる。
「戦線に入る気になったか?」
「はい。でも、条件があります」
「条件?」
「僕と、ダンスで勝負してください!」
またもや、ポカーンとしていた。理由は簡単、確かめたい、それだけだった。社くんは言っていた…会話をするより、ダンスを踊る方がその人ことをよく知れると。
「分かった」
「場所を変えましょう」
「変える必要はないぜ、この教室でやろうぜ」
「ここは…空き教室ってやつですか」
「そうだぜ。じゃまするぜ」
日向くんはそう言い、ドアを開ける。
誰もいないと思っていた教室には、赤みのかかった髪のクールな女性と茶髪でポニーテールの勝気のありそうな女性の2人がいた。一見すると、綺麗な人だが、その手には…ギターを持っていた。
「休憩中か?」
「まぁな、珍しいな、日向がここに来るなんてな。岩沢もそう思うだろ?」
「ん、そうだな。珍しいな…そんなことより、ひさ子、弦が少し緩んでないか?」
「相変わらずの音楽キチっぷりだな。それよりも、お前らに頼みがある」
「頼み?」
「ああ、ちょいっとだけ、適当に弾いてくれないか?」
「別に構わないけど、理由は?」
「こいつとの勝負のためだ」
そう言われ、背中をポンと押され、前にでてしまう。
「僕はTKっていいます。今、ダンスで勝負するための演奏をしてくれる人を探しているんです。見た感じだと、お2人は、ギターを弾けるんですよね。だから、お願いします!」
ポニーテールの女性が日向くんの耳元で、何かを喋っている。たぶん、色々と聞いているんだろう。そして、納得したらしく、僕の方を向く。
「私はひさ子。んで、この音楽しか興味なさそうな奴が岩沢だ。よろしくな」
「こちらこそ。で、演奏の方は?」
「ああ、もちろんOKだ。岩沢もいいだろ?」
「ダンスに合わせての演奏…うん。たまにはいいかもな、そういうのも。私もいいぞ」
「じゃあ、頼むぜ」
「まかせろって」
ここは、いい人が多いと思いつつ、ひさ子さんたちが曲の打ち合わせを始めた。それが終わるまで適当に準備運動をする。
それから5分ぐらい経ち、ギ
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