新たなる力へ
Trick63_ムサシノ牛乳
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さんは同じひいおじい様の血が流れているそうですの。
似ているのは偶然だと思いますわ。
それに信乃さんは諸事情を聞かないでほしいと言ってましたの。
わたくしも美玲さんについて知りませんが、出来れば追及しないでいただけませんこと?」
「・・・・そうですね。
ごめんね、美玲さん。
そういえば美玲さんって歳はいくつ?」
「2ヶ月は経ってないと思いますと、ミレイは簡潔に応えます」
「「「は?」」」
「ちょ、ちょっと玲!? 今の言い方は違うでしょ!?
あのね、違うの! 誕生日から2カ月しか経っていないって意味で!!」
「そ、そうなの! 玲ちゃんったら紛らわしいな♪」
「そうでした、とミレイは2人のお姉さまのフォローに助けられます」
誕生日とは生まれた日だ。美琴が言うように、誕生してから2ヵ月でも
誕生日から2ヶ月しか経っていないとも言っても間違いではない。
「御坂さんを『お姉さま』と呼んでらっしゃると言う事は、
美玲さんは中学1年生ですの?」
「まぁ、そんな感じ♪」
「なんだろう、気になるな・・・・追求しないですけど、なんか都市伝説ハンターの
血が騒ぐ、滾るような・・・」
「「「・・・・」」」
都市伝説『御坂美琴のクローンが存在する』。佐天は知らずの内に答えを勘付いていた。
―――――――――
温泉を堪能した後、旅館の浴衣に着替えて夕食を用意している広間へと移動した。
そこには既に席に付いた白井、湾内、泡浮、黒妻が席に付いていた。
「よう、居残り練習組。風呂は堪能したか?」
「はい、黒妻さん。いつも露天風呂を譲ってもらってありがとうございます」
「気にすんなよ、佐天。同じ≪小烏丸≫の仲間だろ?」
「でもお礼ぐらいは言わせてくださいよ」
「へいへい。それと、風呂上がりのコレ。飲むか?」
「お! やっぱり風呂上がりにはこれですね!」
「「ムサシノ牛乳!」」
「あ♪ 私ももらっていいですか♪? ムサシノ牛乳大好きなんです♪」
「わかった、ほらよ!」
冷蔵庫から取り出し、渡されたムサシノ牛乳 (ビン)を受け取り左手を腰に当ててグビっと勢い良く一気飲みする佐天。
美雪も同じポーズを取るが、いささか貫禄が欠けている。だが、幼い可愛らしさが感じさせた。
「「プッハー!」」
本当に気持ちよさそうに一気飲み干した。
その時の勢いで佐天の胸がプルンっと動いた気がする。
気のせいか、夏休み始め頃のサイズよりも大きくなっているように見えた。
一緒に飲んでいた美雪は、確実に擬音付きでプルプルンと胸が弾んでいた。
見事な飲みっぷりと、“胸”を張って飲む姿を
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