暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick63_ムサシノ牛乳
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
さんは同じひいおじい様の血が流れているそうですの。
 似ているのは偶然だと思いますわ。

 それに信乃さんは諸事情を聞かないでほしいと言ってましたの。
 わたくしも美玲さんについて知りませんが、出来れば追及しないでいただけませんこと?」

「・・・・そうですね。
 ごめんね、美玲さん。

 そういえば美玲さんって歳はいくつ?」

「2ヶ月は経ってないと思いますと、ミレイは簡潔に応えます」

「「「は?」」」

「ちょ、ちょっと玲!? 今の言い方は違うでしょ!?
 あのね、違うの! 誕生日から2カ月しか経っていないって意味で!!」

「そ、そうなの! 玲ちゃんったら紛らわしいな♪」

「そうでした、とミレイは2人のお姉さまのフォローに助けられます」

誕生日とは生まれた日だ。美琴が言うように、誕生してから2ヵ月でも
誕生日から2ヶ月しか経っていないとも言っても間違いではない。

「御坂さんを『お姉さま』と呼んでらっしゃると言う事は、
 美玲さんは中学1年生ですの?」

「まぁ、そんな感じ♪」

「なんだろう、気になるな・・・・追求しないですけど、なんか都市伝説ハンターの
 血が(さわ)ぐ、(たぎ)るような・・・」

「「「・・・・」」」

都市伝説『御坂美琴のクローンが存在する』。佐天は知らずの内に答えを勘付いていた。


―――――――――


温泉を堪能した後、旅館の浴衣に着替えて夕食を用意している広間へと移動した。

そこには既に席に付いた白井、湾内、泡浮、黒妻が席に付いていた。

「よう、居残り練習組。風呂は堪能したか?」

「はい、黒妻さん。いつも露天風呂を譲ってもらってありがとうございます」

「気にすんなよ、佐天。同じ≪小烏丸≫の仲間だろ?」

「でもお礼ぐらいは言わせてくださいよ」

「へいへい。それと、風呂上がりのコレ。飲むか?」

「お! やっぱり風呂上がりにはこれですね!」

「「ムサシノ牛乳!」」

「あ♪ 私ももらっていいですか♪? ムサシノ牛乳大好きなんです♪」

「わかった、ほらよ!」

冷蔵庫から取り出し、渡されたムサシノ牛乳 (ビン)を受け取り左手を腰に当ててグビっと勢い良く一気飲みする佐天。
美雪も同じポーズを取るが、いささか貫禄が欠けている。だが、幼い可愛らしさが感じさせた。

「「プッハー!」」

本当に気持ちよさそうに一気飲み干した。
その時の勢いで佐天の胸がプルンっと動いた気がする。
気のせいか、夏休み始め頃のサイズよりも大きくなっているように見えた。

一緒に飲んでいた美雪は、確実に擬音付きでプルプルンと胸が弾んでいた。

見事な飲みっぷりと、“胸”を張って飲む姿を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ