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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick63_ムサシノ牛乳
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大丈夫ですよ♪」

「私も嬢ちゃんなんてつけなくてもいいですよ」

「そうだったな。まだ慣れないせいで前の呼び方しちまった。

 ん? 俺の知らない奴が2人ほどいるが・・・」

「初めまして。諸事情がありまして数日前に信乃にーさまの妹になりました
 西折美玲と申します。と、ミレイは懇切丁寧に自己紹介を致します」

「信乃さんの妹!?」

「こりゃまた予想外だな」

佐天も黒妻も美玲の回答にさすがに驚いた。

「諸事情については信乃にーさまから口止めをされてますので、
 信乃にーさまに直接お聞きください、とミレイは口を閉ざします」

「信乃は面倒事は嫌いなくせに、面倒事を引きこむからな。
 で、もう一人は?」

「常盤台中学の次期エース、婚后光子ですわ。佐天さん、お久しぶりですの。
 それと黒妻、と仰る貴方。わたくしは貴方に一度お会いしてますわ」

「? ・・・すまん、覚えていないな」

「2ヶ月ほど前ですが、スキルアウトに絡まれた時ですの。

 普段であれば、スキルアウト如きはわたくしの能力でちょちょいのちょい、でしたが
 その時はなぜか頭痛に襲われまして気を失いましたの。
 気を失う直前にあなたが間に入ったまでは覚えてましたが、目を覚ました時には
 わたくしに絡んできたスキルアウトが気絶してましたの。

 貴方がわたくしを助けてくださいましたのね?
 お礼を言ってませんでしたの。ありがとうございますわ」

「あー、ビックスパイダーの時のか。

 それについては気にしなくてもいい。能力者狩りの一因は俺にもあったんだからな」

「それでも助けていただいたことに感謝を述べなければ、婚后家の末代までの恥となりますわ」

「それじゃ、素直に受け取っておくよ。

 それにしても信乃はこんな大人数を連れてきたんだな。
 こりゃ、≪小烏丸≫も賑やかになるな」

「黒妻さん♪ それについてちょっと説明があるんだけど♪」

美雪は、ここにいるメンバーを含めて≪小烏丸≫に入りたいとお願いした事、
信乃が試験を設けた事を説明した。

「うわー、それ厳しいね。
 でも私の時も、A・Tを始めるときに厳しく聞いてたからな〜」

「そうね。佐天さんの時、一緒にお願いした初春さんは却下されたし」

断られた初春の事を思い出し、佐天と御坂はしみじみ頷いた。

「信乃、A・Tについては異常に真面目だから♪」

「だな。美雪たちにアドバイスをしたいところだけど、信乃が禁止してるから俺らは応援だけしておく」

「御坂さん、美雪さん、婚后さん、美玲さん、頑張ってください!!」

「ありがとう♪ それにしても佐天さんと黒妻さんは何でここに来たの?」

「ああ、クール
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