連合軍、集結!
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その後ろでヴィーテルシアが「ティアはツンデレじゃない。微ツンデレだ」と的の外れた事を言っているのは余談だ。
「さあ・・・長旅でお疲れでしょう。今夜は僕達と・・・」
「「「フォーエバー♪」」」
「「・・・」」
「ティアが来たくない理由が解ったよ」
「だな。アイツ、こういうのに対して飛び蹴りかまさずにゃいられねーもんな」
ホスト感満載のトライメンズを見て、ルーシィとエルザは困ったように沈黙し、ルーとアルカはティアが頑なに拒む理由を見つけ頷いた。
「君達、その辺にしておきたまえ」
すると、部屋の階段から足音と声が響いてきた。
「な・・・何!?この甘い声!?」
「一夜様」
レンが呟く。
それを聞いたエルザが立ち上がり、階段の方を見つめた。
「一夜?」
「久しぶりだね、エルザさん」
「ま・・・まさか、お前が参加してるとは・・・」
心なしか、エルザの顔色は青い。
その視線の先にいるのは―――――――
「会いたかったよ、マイハニー。あなたの為の一夜でぇす」
4頭身くらいの背丈に白スーツ。
そしてトライメンズとは明らかに真逆の顔をした男、『一夜=ヴァンタレイ=寿』だった。
「!」
「マイハニー!?」
一夜の発言にハッピーとルーシィは驚愕する。
それと同時にエルザの顔が更に青くなり、寒気が走った。
「一夜様の彼女さんでしたか。それは大変失礼を・・・」
「うん、エルザ。人の好みはそれぞれっつーけど、うん。別に悪いとは思わねーぞ?お前の好みがこういうのってんならな、そりゃ少し変わってんなーとは思うけどな」
「全力で否定する」
トライメンズとアルカの歯切れの悪い言葉にエルザがすぐさま否定する。
「片付けろ!遊びに来たんじゃないぞっ!」
「「「ヘイ!アニキ!」」」
「あれ・・・さっき『一夜様』って言ってなかった?」
「一貫してないんだね」
先ほどと違う呼び方にルーシィが首を傾げ、ハッピーが呟く。
「君達の事は聞いてるよ。エルザさんにルーシィさん、その他・・・」
「!」
「オイオイ・・・その他はねーだろ」
女以外はその他で括る一夜にグレイは目を見開き、アルカが呆れるように言った。
その額に血管が浮かびそうだったのは見間違いだと信じたい。
赤い悪魔と呼ばれた男は復活に1歩1歩近づいて来ているようだ。
「むっ」
「!」
すると突然、一夜はルーシィの方に顔を向けた。
くんくんと鼻を鳴らし・・・
「いい香りだ」
10人いたら10人が首を傾げるような謎のポーズと共に、微笑んだ。
「キモいんですけど・・・」
「スマン・・・私もコイツは苦手なんだ。凄い魔導士ではあるんだが」
そんな一
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