暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
連合軍、集結!
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たる。

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の皆さん。お待ちしておりました」

スポットライトを浴びてくっきりと浮かぶのは3つの影。

「我ら青い天馬(ブルーペガサス)より選出されし、トライメンズ」

そう言うと、3人はそれぞれに自己紹介を始めた。

「白夜のヒビキ」

1人目は、明るい茶色の髪の青年。
白夜のヒビキの名を持つ『ヒビキ・レイティス』。

「聖夜のイヴ」

2人目は、金髪の少年。
聖夜のイヴの名を持つ『イヴ・ティルム』。

「空夜のレン」

最後の1人は、黒髪に褐色の肌の青年。
空夜のレンの名を持つ『レン・アカツキ』。
一言でまとめるとイケメン3人組。
そしてティアの嫌いそうな3人組だった。

「か・・・かっこいい・・・!」
「ティアが嫌う理由が一瞬にしてよく解った」

ルーシィは頬を染めて呟き、ヴィーテルシアはぼそっと呟いた。

「しまった!服着るの忘れた!」
「うぷ・・・」
「こっちはダメだぁ」
「むー・・・僕とアルカはダメじゃないよう!」
「そうだそうだーっと」

服を脱いでいた事に慌てるグレイと乗り物酔いから未だに脱出できないナツを見てルーシィは言う。
その後ろでルーは脹れながら反論し、アルカは興味なさげに欠伸した。

「噂に違わぬ美しさ」
「初めまして、妖精女王(ティターニア)
「さあ・・・こちらへ」

自己紹介を終えたトライメンズはホストのようにエルザに声を掛け、背後にドデカいハートの付いたソファへと案内する。

「おしぼりをどうぞ」
「水割りでいいのかな?」
「いや・・・」

突然の事に戸惑いを隠せないエルザ。

「さあ・・・お前も座れよ」
「うわぁ」
「つーかお前、可愛すぎるだろ」
「むっ」

レンに連れて行かれるルーシィ。
それを見たルーは不機嫌そうに眉を上げた。

「何なんだコイツらは・・・」
「見れば解るだろう。バカだ」
「ヴィーテルシア、最近ティアに似て口悪くなってねーか?」

服を着ながら苛立たしげに言うグレイにヴィーテルシアが答え、アルカが首を傾げる。

「今回はよろしく頼む。皆で力を合わせて」
「かわいいっ!」

エルザの言葉をイヴが遮った。

「その表情が素敵だよ。僕・・・ずっと憧れてたんだぁ」

うっとりとした表情にキラキラと輝くオーラ。
エルザは思わず言葉を失い、困ったような驚くような表情を浮かべた。
一方、ルーシィの方はというと。

「!」

スッとレンがルーシィの前にグラスを置く。

「べ・・・別にお前の為に作ったんじゃないからな」
「ツンデレ!」
「ティアとキャラ被ってる!」

まさかのツンデレにルーシィだけでなくルーも驚愕する。
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