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問題児達が異世界から来るそうですよ?四人目としていってこい。(仮題)
第三話
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「後者はかなり俗物ね」

「お金は大事だよ?」

やはり、すこしだけ論点がずれている守だ。(話が難しすぎてあまりよくわかってない。)


「そう、ゲーム自体はどうやって始めればいいんだ?」


「コミュニティ同士のゲームを除けば、それぞれの期日内に登録していただければOK! 商店街でも商店が小規模のゲーム開催しているのでよかったら参加していってくださいな」

飛鳥は黒ウサギの発言に片眉をピクリと上げる。

「・・・つまりギフトゲームとはこの世界の法そのもの、と考えてもいいのかしら?」

お?と驚く黒ウサギ。

「ふふん? 中々鋭いですね。しかしそれは八割正解二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗は禁止ですし、金品による物々交も存在します。ギフトを用いた犯罪などもってのほか! そんな不逞の輩は悉く処罰します―――が、しかし! 先ほどそちらの方がおっしゃった様に、ギフトゲームの本質は勝者が得をするもの!例えば店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればただで入手することも可能だと言うことですね」

「そう。中々野蛮ね」

「ごもっとも。しかし“主際者”は全て自己責任でゲームを開催しております。つまり奪われるのが嫌な腰抜けは初めからゲームに参加しなければいいだけの話でございます!」

すこしだけ威圧する様に話す黒ウサギやはり箱庭でもとても大事名事なのだろう。

「さて皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが.......よろしいです?」

「待てよ、俺がまだ質問してないだろ」

急に十六夜が威圧的な声を上げて立つ。

(なにを質問するんだろう?やっぱり住むところかな?できれば高い所がいいなー)
ユルさがドンドン増している守です。ちなみに、守はもともと二階建ての家で暮らしていたからそれくらいの高さで十分だ。

「この世界は面白いか?」

この言葉には他の三人も思わず真剣な顔になった。
『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』と、
十六夜はあの世界の全てを捨てる価値がこの世界にあるのかこの言葉にこめて聞いたのだ。
黒ウサギは一瞬ぽかんとした後、満面の笑みを顔に作って答えた。

「Yesッ!『ギフトゲーム』は人を越えた者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界よりも格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

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