第2章 赤龍帝と不死鳥の騎士団
第20話 これが私の全力全壊
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万端だ。
リアス・グレモリーたちグレモリー眷属も、思い思いの格好でくつろいでいた。
アーシア・アルジェントが何故かシスター服だったが、他全員は、駒王学園の制服を着ている。
(主はやて、緊張しているようですね)
これから戦場に赴くというのに学生服は場違いな気がしないでもない。
が、木場は手甲と脛当を、小猫はオープンフィンガーグローブをつけていた。
ボクたちも、それぞれのアームドデバイスを手に持っている。
シグナムは、剣型の『レヴァンテイン』
ヴィータは、ハンマー型の『グラーフアイゼン』
シャマルは、ペンデュラム型の『クラールヴィント』
ボクは、騎士杖型の『シュベルトクロイツ』
(シグナムにはバレていたか。負けられない戦いだからかな。高慢ちきな男に好き勝手される趣味はないのでね)
(あの焼き鳥やろう。あたしがゼッテーぶっ飛ばす)
念のために説明すると、デバイスとは、メカメカしい魔法の杖だと思ってほしい。
普段は、待機状態となり、小型化して持ち運びがしやすくなっている。
ボクのシュベルトクロイツは、待機状態は、剣十字を模したペンダントだ。
(ご安心ください、主はやて。我らヴォルケンリッター一同、一命に代えましても勝利を捧げて見せます)
(うん。ありがとう。ボクには頼もしい騎士たちがいる。これほど心強い味方はいないさ)
(お任せください。盾の守護獣の真価を見せましょう。主の護衛ができぬのが残念です)
起動すると、騎士甲冑あるいは騎士服――防護服ともいう――と呼ばれる衣裳も身にまとう。
騎士甲冑は、好きにデザインできる。
たとえば、ボクの騎士甲冑は、原作の「八神はやて」と同様だが、鎧には見えない。
しかしながら、見た目によらず、全身を魔法で守る優れた防御性能を誇る。
起動状態のデバイスは、戦闘形態へと変化し、魔道師――ベルカ風にいうと騎士――の武器となるのだ。
ボクのデバイスであるシュベルトクロイツは、大人モード使用時のボクの身長を越える程度の騎士杖へと形態を変化させる。
杖としても短槍としても扱える頼もしい相棒だ。
(マスターもご無理をなさらぬように。我々だけでも、不死鳥を完封できましょう)
(リインフォースの言う通りよ、はやてちゃん。王は、どっしりと後方で控えているのがお仕事なのだから)
(わかったよ。ただ、止めは譲ってもらうからね。宣言どおり、おのれの分を弁えさせてやらないとね)
デバイスには種類があり、アームドデバイスとは、杖というより近接戦闘用の武器として扱うデバイスのことを指す。
原作で主流だったミッドチルダの魔道師に比べて、ボクたちベル
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