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不老不死の暴君
第十一話 脱出
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予想外だった。

(この王女より銀髪の男を始末する方が先決だな)

ギースはアーシェの剣を受け流し、近くにいた帝国兵にアーシェの相手を任せセアの方に走った。
そして帝国兵の相手をしているセアの背中に剣を振り下ろす。
だがセアは帝国兵を切りとばして素早く反対を向きギースの剣を受け止める。
奇襲に失敗したギースは左手の武器でセアを吹っ飛ばす。
セアは膝を曲げ口から血を吐くがギースが目の前にいたためすぐさま立って構えなおしギースに剣を振り下ろす。
ギースは左手の武器でガードしようとしたがセアの剣があったた瞬間に武器が壊れた。

「なにぃ!!?」

ギースは素早く左手に持っていた武器を放し、後方に飛び去る。
だが着地に失敗し尻餅をついた。
セアはその隙をつきギースの顔面を思いっきり蹴飛ばし、ギースは気絶した。
ジャッジマスターが倒れたからか他の帝国兵にも動揺が走る。
そこにウォースラが走ってきた。

飛空挺(アトモス)を抑えた! 来い!」
「アトモス? トロい飛空挺(ふね)だな。主人公向きじゃない」

バルフレアはそんなことを愚痴りながらウォースラの後に続いた。
アトモスって確か輸送機だったな。
セアは周りが敵だらけなのに目立ったら駄目だろうと内心で突っ込む。
ジャッジ専用のパンデモニウムが確保するよりよっぽどましだ。

「俺が飛ばしてもいい?」
「また落ちたいの?」

ヴァンの要望にフランが拒否する。
その会話を聞いたセアがヴァンに話しかける。

「お前が乗ってた飛空挺が墜落でもしたのか?」
「・・・飛空挺じゃなくてエアバイクだけど」

エアバイクって・・・技術者のモーグリ達が沢山住んでる機工都市ゴーグの最先端技術じゃないか。
なんでそんなものにヴァンが乗ってたんだ?
セアはヴァンに疑問をぶつけようと思ったが今は脱出が先だと走っていったフランの後に続いた。

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