ある転生者のチートな物語
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ーと、演じてる人物というのは?」
「あれなんやよ、籤で引き当てた声優が声を当てたキャラに憑依って言う話や」
「はぁ?」
「ランダム感があって良いと魔界天界とも大人気なのだよ」
「つかぬ事をお伺いしますが、私で何人目ですか?」
「まだ始まったばかりですから、貴方で4人目ですね」
「安心するがいい、一つの物語には一人の転生者しか行けないようにしてあるからな」
「というわけで、籤を引いてください」
「引くとよいぞ」
「えい、毒を食らえば皿までだ!」
「おっ田中秀幸と出たな」
「面白い選択が出ましたね」
「どれどれ、代表作はテリーマンに大豪院邪鬼にトキですか」
「キン肉マンと魁男塾と北斗の拳かよ、どれも格闘ものじゃないか」
「まあ、ランダムですから、それも一興ですよ」
「というわけで、逝ってくるとよい」
「あんじょう、きばってな」
「がんばってくださいなの」
そういわれた途端、床に穴が開いて真っ逆さまに落ちていった。
「このパターンかよーーーーーー!!」
そして俺は、金髪に生まれたんだが、12歳まで転生憑依の記憶は戻らずにジュニアハイスクール入学時にそのことを思い出したんだが、この世界、キン肉マンでも魁男塾でも北斗の拳でも無く、銀河英雄伝説の世界だった!
そう金髪に生まれたが、俺はジャン・ロベール・ラップに転生憑依していたのである。
記憶が戻ったとき、何でだー!!ってその日は一日部屋に閉じこもって両親を心配させたが、考えてみれば、軍に入らなければ良いと考えがまとまり、気分が楽になった。
士官学校に入らなくても徴兵される可能性が高い以上、理工系あるいは政治系の学校へ行くべくその日から勉強に励んだんだが、どうやら色々なキャラクターの力が混じっているらしく、身体能力はテリーマンや大豪院邪鬼のがスペックが有ることが判り、トキの知識から北斗神拳も使えるようで、さらに調べたらロードス島戦記のスレインまでキャラに入っていたから、魔法が使えるという何この厨二病とか、Oretueeeeeかの世界だが、実生活で使えないスキルばかりで、唯一役に立ったのは吹き替えしたジェームス・ボンドのスパイ能力ぐらいとは、とほほだった。
それでも、007の知識量で学校ではトップクラスで3年間過ごして理工系へ行こうとしたら、ヒャクメが現れて、“ごめんなの、既に士官学校へ進学のシナリオがきまっているのね^−^”とぬかして行きやがるから、“だが断る”と叫んだが後の祭りで、勝手に士官学校へ入校がなぜか決まっていた。
後で調べたら、優秀だからと軍から直接召集令状で士官学校へ入校という、民主主義って何って事をしていた。ちくせう、シナリオが決まっていやがった!
泣く泣く士官学校へ入校して、シナリオなのか
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