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科学と魔術の交差
6章
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て行ってしまった。




 別れの言葉は無く、だが、これでいいと思える。





「…いずれまた会うか。それまで、世界が私を生かしていればいいのだがな」

 その言葉の意味を真に理解しているのは彼しかいない。
 そして理解してしても、それがいつやってくるのか、どういう行動に出るのか全く予想がつかない。
 魔法使いですらわからないだろう。










「君面白いことしてるねっ!」




 ならば、未来へ駆ける科学者では如何だろうか。

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