スーパーロボット大戦OG外伝
0523話
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者であり、その戦力の象徴としての立場がある以上、用事がない時は基本的に実働班の訓練に参加している。もちろんその訓練は実機を使った模擬戦も含まれるし、あるいは生身での戦闘訓練も含まれる。
……ちなみに、生身の戦闘訓練には時々ネギま世界から小太郎がやってきて混ざっていたりする。OGs、ギアス、SEED。どの世界の出身者でも、やはり生身での戦いとなると小太郎相手には手も足も出ない。よって勝つというよりは、どれだけ長く粘る事が出来るかという感じになるのだが……さすがに慣れてきたのか、最近では制限時間終了まで粘りきるというのも時々あった。
「構わんぞ。レモンが言うからには恐らく新型機の件だろう。実働班としてもシャドウミラー最大戦力である新型機に関しては気になるしな」
コーネリアが頷き、それならばという事で俺の魔法球行きが決まったのだった。
「で、俺を呼ぶって事は新型機の方に進展があったのか? 確かテスラ・ドライブ以外は殆ど完成して不具合や設計ミスが無いかどうかをチェック中だという話だったが」
「そのテスラ・ドライブについてよ」
ピクリ。レモンの口から出て来たその言葉に、思わずパリッと焼かれたウィンナーを口元に運ぼうとして動きを止める。
ちなみにこのウィンナーは四葉が肉を詰める所から手作りした超包子特製のものだったりする。
「まだあれから数日だが、もしかしてテスラ・ドライブがもう完成したのか?」
思わず口から出たその質問に、小さく首を振って答えたのはマリューだった。
「大まかなコンセプトは考えたけど、まだ実際に設計図は作っていないらしいわ。何しろアクセルが使う為の採算度外視の高性能品だから。その為に一度アクセルがどの程度の重力に耐えられるかをその目で確認してみたいらしいのよ」
「……いや、俺にはGとか一切効果無いぞ? それこそ100Gとかの重圧を感じても基本的には鼻歌を歌いながら食事出来るだろうし」
「私やレモンもそう言ったんだけど、自分の目で確認してみたいって言って聞かないのよ」
「まぁ、俺としては問題無いが」
「そ。じゃあ今日は午後から魔法球に来てね」
話は決まり、とばかりにオーブで天然栽培されている果実のジャムを入れたヨーグルトを口に運びながらマリューが告げる。
こうして、今日の午後からの予定は決まったのだった。
そして午後。約束通りに俺の姿は魔法球の中にあった。
午後からは魔法球の方に顔を出す必要があるという事で、午前は実働班との訓練に費やし、コーネリア率いる幹部連中と一緒に昼食を食べてからここに来たのだが……
「また、随分と変わったな」
魔法球の中の景色を眺め、溜息と共に言葉を吐き出す。
少し前までは科学の要塞といった感じだった魔法球の中
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