YES!ウサギが呼びました! 後編
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群が起こっていますが・・・まずは、私と一緒に召喚された人たちのところ、ノーネームの本拠にでも向かいましょうか?
▼△▼△
「お久しぶりです、皆さん。私達のコミュニティと同盟を結びませんかぁ?」
「急に戻ってきたと思えばそれか・・・と言うか、まずそう言うことは俺たちではなくうちのリーダーに聞け」
「連れて来た・・・」
連れて来られたのは小さな男の子でした。
まあ、プリムちゃんと変わらないくらいですかね。
「初めまして〜、私は朱羽葵。今回はリーダーと一緒に同盟の話しをしに来ました〜」
「あ、ええと・・・僕はジン=ラッセル、齢十一になったばかりの若者ですが、コミュニティのリーダーをしています」
「アタシはリリム=サタン。リーダーだけど葵に隷属してるから、今回の件は全部葵に任せてる」
ふむ、ジン=ラッセル・・・ジラル君でいいですかね?
それとプリムちゃんの名前を聞いて少し動揺していますけど・・・いざやんに肩を叩かれて、話を再開しました。
「それで、まずはそちらのコミュニティの名と旗印、階層を確認させてもらえますか?」
「分かりました〜。コミュニティの名前は『ヘル・サタン』。旗はこちらになりま〜す」
そう言いながら私はギフトカードを渡して、ついでにギフトも明かします。
出来る限り、相手に手を明かした方が信用されそうですし〜。
「・・・階層は?」
「それが、土地はないんですよね〜。今回の同盟も、住むところ欲しさによるものなんですよ〜」
「・・・では、こちらから出すのは住む場所や食事、といったところでしょうか?」
「そうなりますね〜」
「分かりました。では次に、そちらからは何を差し出してくれますか?」
「私達のコミュニティ・・・といっても私とプリムちゃんだけですけど。この二人はあなた方のコミュニティの掲げる魔王打倒に手を貸します」
私の言葉に、向こうは息を呑みました。
「それは、全ての戦いに参加する、と言うことでしょうか?」
「はい。サタンの娘であるプリムちゃんは主催者権限を持っていますし、悪用はしていませんから、魔王ではありません。そして、私の実力についてはそのギフトカードを見ても分かると思いますが、未知数です。これを買っておこう、とは思いませんか?」
「・・・確かに、僕たちは戦力を求めていますし、このギフトはギフトカードすら正体を特定できない未知数なもの。たったアレだけのことで手に入るのなら、十分すぎる価値があります」
「それと、これはオマケですけど、サウザンドアイズのようなお店を利用する際に、私達のコミュニティの旗印を使うことも出来ま〜す」
これには、向こうも考えるだけの価値があったみたいです。
ノーネームであるが故に持っていないもの
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