YES!ウサギが呼びました! 後編
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分の力も出しませんから〜」
そう言って微笑む私に、悪魔三人は心底怯えていました。
プリムちゃんに向けたつもりはなかったんですけどね〜。
△▼△▼
「ふう、終わりました〜」
「こっちも終わった。ボクのことを思って多く渡してくれて、サンキュー!」
「別にいいんですよ〜。私はもう、一人倒していましたから〜」
「・・・もう、何があっても驚かない・・・アタシ、今そんな自信がある・・・というか、どうしてベルフェゴールを生け捕り出来るのよ・・・」
プリムちゃんが遠い目をしていますけど、何とか我を取り戻してこちらに歩いてきました〜。
「では、ボクはもう帰る。あまり長く限界出来ないし!」
「はい〜。お疲れ様でした〜」
そう言って、ミカさんは十字架に戻っていきましたぁ。
もう既に魂だけの存在ですしぃ、あまり長いこといれる状態ではないんですよね〜。
「あの・・・」
「はい?どうしました、プリムちゃん?」
プリムちゃんがもじもじしながらこちらを見てきたかと思うと、バッと頭を下げ、
「今回のことは、本当にありがとう!私自身の手で敵も取れたし、全部終わった!だから、ありがとう!」
「別にいいんですよ〜?私も一応、ヘル・サタンのメンバーですし〜」
「それなんだけど・・・これから、どうする?」
プリムちゃんは頭を上げて、こっちを見てそう聞いてきます。
「前にも言ったと思うけど、私のコミュニティは名と旗こそあれ、土地はない。だから、アンタが箱庭を楽しみたいと思ってるなら、他のコミュニティに行くべきだと思う」
「・・・いまさら、何を言ってるんですか〜?」
私はそう言いながら、プリムちゃんと目を合わせます。
「私は、確かにこの箱庭を楽しむために来ました。私みたいな規格外とつりあうような存在を求めて。ですから、箱庭の中には行きます」
「そう・・・じゃあ、」
「でも、それはプリムちゃんも一緒ですよ〜?」
そう言うと、プリムちゃんは驚いたように目を見開いています。
「別に私としてはコミュニティに水準はなかったんです。ですから、どこかしらに所属さえできればいいですし、なんなら、知り合いのいるコミュニティと同盟でも結べばいいですから〜」
「じゃ、じゃあ・・・」
「一緒に行きますよ、プリムちゃん。忘れたんですか?あなたは、私に隷属してるって事」
そう言いながら立ち上がって箱庭の方へと足を向けると、少ししてプリムちゃんも小走りでついてきます。
「仕方ないわね!いいわ!コミュニティのリーダーとして、アンタについていってあげる!」
「は〜い。では、行きましょうか〜」
私達は二人で揃って、箱庭の中へと歩いていきました。
なにやら空では流星
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