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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
乙 B
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たは無理に判定を覆すと爆死するのだし、仕方ないわ」
「別に問題ないと思うんだが・・・」
一輝はポツリとつぶやいたが、それを聞くものは誰もいなかった。
そしてそのまま黒ウサギの案内で歩き回るのだが、数時間後。
「あれ・・・?この道、さっきも通りました?」
思いっきり迷っていた。
「はぁ・・・これだけ歩いてると、さすがに疲れてくるわね・・・」
「お腹空いた・・・」
「ハハハ・・・屋台で買ったのまだ残ってるけど、食べるか?」
「食べる!」
一輝が耀の腹の音に苦笑いしながら倉庫から食料を渡すと、耀は嬉々として食べだす。
「やっぱ壊すか。速やかに!」
「爆死しろと、速やかに!?」
「じゃあ、地震でも起こすか?大体ここが崩れるくらいのを」
「結局爆死するじゃないですか!!」
十六夜が壁に手を当てながら、一輝が量産型妖刀を抜きながら言うと黒ウサギが全力で突っ込みを入れる。。
「あ・・・でも見てください!なにやら大きな建物が見えましたよ!!あそこに入ってみませんか!?」
「おおっ本当だ」
黒ウサギが指す方には、確かに建物があった。
「まって黒ウサギ。建物に入るならあっちの方が近そうだけど・・・」
「い・・・いやダメですよ!」
耀の言葉に、黒ウサギは少し焦ったそぶりを見せるが、女性陣二人は気にしない。
「こっちの道のほうが安全そうですから!ほらほら、お早くー!!」
「あらあらなんだか張り切っちゃってるわね。とりあえず、ここは黒ウサギについていきましょうか。」
そう言って、女性陣は黒ウサギについていく。
「オイ、一輝・・・」
「ああ。間違いない。」
「OK。迷宮は任せた。」
そして、男二人も少し話をしてから歩き出した。
そして、進んだ先にあったのは壁画に囲まれた空間だった。
「ふぅん。牛の頭に人の体。ってことはミノスかミノタウロスか?迷宮に糸玉、短剣・・・ミノタウロスっぽいな。糸玉もあったし。」
「お、そっちには糸玉があったのか。」
一輝が糸玉を拾って弄っていると、十六夜が話しかけてくる。
その手には、三つにばらされた短剣があった。
「お、どうしたんだその短剣?」
「大切にもっておこうと思ってな。攻略に必要なアイテムだって黒ウサギも言ってたし。」
そう言いながらも、さらに短剣を折る十六夜。
行動と言動がまるでかみ合っていない。
「確かに。じゃあ、これも大切に持っておかないとな!」
そういいながら、一輝はチャッカマンで糸玉に火をつける。
こちらもこちらで、行動と言動がまるでかみ合っていない。
「ちょ、ちょっと二人とも!?」
「一体何をしているのでございますか!!」
飛鳥と黒ウサギの二人から突込みが
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