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とある英雄の学園生活
第26話 ネイとアリス
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 「ああ!キラ!」
 
 「綺羅様!」
 
 「綺羅!」
 
 アリス、シヴァが何故か怒って俺に詰め寄る。
 ふと横を見るとイフリートも人型になっていて俺に詰め寄る。
 
 「なんだよ」
 
 「私にもしてください」
 
 「あたいにもしておくれよ」
 
 「あのう、私にもしていたでけたら嬉しいです」

 何を言っているんだこの子達は……
 家族の再会と仲直り全部引っ括めての頬へのキスなんだから。
 君たちにする必要はないでしょうが。
 しかしみんなの前でネイへのキスは少しうかっだったかな。
 自分からしておいてなんだが、ちょっと恥ずかしい。
 3人が上目遣いで俺を見るが、
 よし、無視をすることにしよう。

 「ネイ」

 「ふふふ」

 ネイは俺がキスしたホッペを手で押さえ微笑んでる。
 俺の言葉が届いていないようだ。

 「おい!ネイ!」

 「あ、はい」

 少し強めに呼んだのでネイは少し驚いたようだ。

 「ちょうど昼時だし、みんなで食事でもどうだ」

 「はい、私の行きつけのお店があるのでそちらに行きませんか」

 「まかせる」

 ネイは先ほど出て行ったダークエルフを呼び出し何やら指示をしている。
 指示をしているネイはカッコイイと素直に思う。

 「じゃあお願いね」

 「ハッ」

 3人のダークエルフはネイに一礼し出口に向かう時に俺とすれ違いざまネイに気づかれないように

 「「「チッ」」」

 おいおい俺に対して3人とも舌打ちですか。
 態度悪いなおい!
 ネイにチクってやろうか。
 あれそういえばあの3人のダークエルフはネイに対して女王様とか言っていたな。
 なんで女王様なんだ。市長か理事長だろう。
 うむ〜謎だ。
 気になるんで後で聞いてみるか。

 「キラ、表に馬車を用意させたから行きましょう」

 ネイは俺の腕に自分の腕を絡めてくる。
 むむむ胸が腕にあたっているんだが
 かなりでかいぞ!
 イフリートよりは少し小さいがそれでも十分だ!
 DTの俺には刺激が強すぎるぜ。
 だがここは冷静に対応しないと。
 
 「ネイ、動きにくいから離れなさい」
 
 「いや」
 
 ネイさんや、見た目は俺より年上に見えるし入学式でのあいさつなどかっこよかったのに、今のネイは俺と出会った頃に戻っていますよ。
 見た目と対応の違いのギャップに……萌えるぜ。
 
 「じゃあ、アリスはこっちの手」
 
 ネイに対抗してか、そう言って俺の手を握るアリス。
 ちっくしょう、アリスも可愛いじゃないか。
 ちなみに何度も言うが俺はロリコンではない。
 だが可愛いものは可愛いと言って何が悪い。


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