暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
記録断章 〜一夜の追憶〜
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して空を飛んでた。そんな彼が言うなら本当なのかもしれない。
「・・・シャイン」
名前を転がす。シャイン。光。shine。・・・ShiNe?シネ・・・?それって、どういうことだろう。嘘の名前だったのかな。お前なんかと仲良くする訳ないだろブスが死んでしまえ、って事なのかもしれない。優しくしてくれたのもディーエヌエーかんてい書というこの紙も嘘だったのかも。
だとしたら彼はいま、こうして携帯電話を眺めている私をあざ笑っている?・・・
piririririrririri!
「!!」
・・・・・・・・・
「また明日ね、って言った・・・」
また明日。明日会いに来てくれる?ひょっとしたら彼はもう私には用済みなのかもしれない。明日彼に電話をかけたら繋がらないかもしれない。
でも、彼は後でかけると言って本当にかけてきた。なら次の約束、と言えるほどのものでもないが、本当かもしれない。
また会える?分からない。でも会いたい気がする。
隣に座って一緒に私の事手伝ってくれた彼。約束を守った彼。とっても不思議な魔法使い。
私の事、知ってた。本当の悩みを分かってくれた、初めての人。
すこしあたまがぼうっとする。身体を動かしている訳でもないのに心臓が高鳴っている。
シャインのことばかり考えてる、私。
「・・・また、会いたいな。願って実現するのなら、また会いたい」
火照った顔を隠すように布団にくるまった月子は、ぬいぐるみのマロミを抱きしめながら眠れない夜を過ごした。
『つ、月子ちゃん・・・苦しい、苦しいから、ちょっと手を緩めてぇぇ・・・』
「また会いたいな。シャインに会いたいな・・・♪」
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