暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
記録断章 〜一夜の追憶〜
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
間っぽい感じで姿を見せる事も出来るのでむしろ都合が良かったりもするし。

で、そんな彼女達は町で具体的に何がどう起こっているかなど知らない。オリジナル苗と魂魄をリンクすれば分かるが、向こうが一方的に繋がりを断っているのか全く繋がらない。そして目の前には排除する必要がありそうな謎の化け物たち。彼女たちは状況に困惑しながらも戦い続けるしか選択肢が無かった。


そんな最中、彼女たちは驚くべき光景を目撃した。

(どうする?)
(一先ずみんな合体!)
(そだね、オリジナルのふりして接触しよう)
(情報が足りなーい!!)

こうして分身苗は彼女たちに歩み寄った。


「うおーい!アリサちゃ〜ん!すずかちゃ〜ん!!」
「あっ、苗!!アンタ電話にも出ないでどこほっつき歩いてたのよ!!」
「良かった、苗ちゃん無事だったんだね?」
「いやぁ〜携帯家に置いたまま夕日に向かってランニングしててさ?メンゴメンゴ」
「アンタは変わんないわねぇ・・・」

話を聞いたところ、2人は町をうろついているうちに八神家+なのは、クロエ兄妹に助けられたらしい。クロエ君ってのんびりしてるように見えて意外と強いのね・・・

「・・・シャマルちゃんは私が預かるよ。はやてちゃんの親戚さんだし面識あるから!」
「アンタに限って心配はいらないと思うけど・・・気をつけなさいよ」
「私たちは家に帰って大人しくしてることにするよ・・・ところで苗ちゃん」
「なーに?」
「その・・・ううん、やっぱり何でもない!」

・・・ふむ。片手でシャマルちゃん抱えてたのがいけなかったかな?それとも分身だってバレた?何れにせよシャマルちゃんの身柄確保ーさー二人を見送った後にはやてちゃん達の所に向か・・・って、え!?

「ちょちょちょ、シャマルちゃんの身体が崩壊してるぅー!?」
「「「何だとォォーーーッ!?」」」

※分身苗は未だに残滓の存在を理解していないのでシャマルと残滓シャマルの見分けがついていません。

原因は全く以て不明だが、シャマルちゃんの身体が端の方からぱらぱらと黒い粉みたいになって崩壊し始めている。当のシャマルちゃんは凄く苦しそうな顔をしながらも意識不明のまま。シャマルちゃんは元々魔法プログラムだったことを考えると・・・

「死にかけてるのかも・・・!!」
「そんな、嘘よね!?」
「でもこのままじゃ・・・!」
「どうする!?剣を使って元に戻す!?」
「でも安全性が・・・」

分身ズの顔色が変わる。このまま身体がすべて崩壊したら、シャマルちゃんはマジで死んでしまうかもしれない。崩壊の進行具合から他の八神家を読んでも間に合わないだろう。

ちょっと天然シャマルちゃん。台所のマッドサイエンティスト。そんな彼女をこんな所で、目の前で喪
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ