暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第262話】
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
歩行訓練を行い、それを専用機持ちがサポートしているのだがどうも篠ノ之組のペースが悪い気がした。
……そういや、あいつの教えかたって擬音オンリーで多分こんな感じで教えてるのでは無いのだろうか……。
『ここに足をガッと掛けて、腕でぐぐっとする感じだ!』
『違う違う! 歩行はもっとドシンドシン!って感じで歩くのだ!』
『飛行はビューンっと飛んで旋回はグンッと曲がる感じだ!』
……ヤバい、容易に想像出来すぎて篠ノ之組が可哀想になってくる。
鈴音等も感覚論ながらも、基礎などを教えてくれたときは案外丁寧な印象だったが。
……だが、一番変わったのはやはりラウラ組だろう。
皆がラウラに何処をどうすればいいのかを聞いてるのが目に映り、容易に想像しやすかった。
……他だと、やはりシャル辺りだろうか?
六月当初は男子という事もあって殺到したものの、今は女の子だと解ってるために皆落ち着いている。
……だからって、シャルとクラスメイトの仲が悪いわけではなく、人当たりの良い彼女の女子人気も高く、男装させたがる女子も多い。
……悪くはないと思うが、男装だとまた本のネタにされないかが心配になるが。
そんな考えも他所に、皆の授業は続き、俺と一夏の懲罰によるグラウンド一周も続いていくのだった――。
――四十分後――
「はぁっ! はぁっ! ……疲れたーッ!! 距離は大したこと無いのに、バーベルががが」
ゴトン……と、鈍い音をたててグラウンドにバーベルを落とすと、グラウンドの土に膝からつき、腕で支えて四つん這いのまま息を整える。
額から流れ出る汗が土を濡らしていく――と、頭上から声が聞こえてきた。
「有坂くん、お疲れ様です。 タオルとスポーツドリンクですよ」
「あ、ありがとうございます……。 山田先生……」
顔を上げると、山田先生が前屈みになってスポーツドリンクとスポーツタオルを手渡してきた。
その際、たわわに実った乳房が揺れ、内から力が込み上げてくる思いだった。
……現金なエロパワーだなと苦笑しつつ、タオルで顔を拭い、スポーツドリンクを一口飲むと身体全体に行き渡るのを感じた。
それだけ体内の水分が身体から出ていたのだろう。
……走り終えたからか、吹き抜ける風が心地好く、実に清々しい気持ちが心を満たしていく。
懲罰とはいえ、やっぱり走るのは気持ち良いものだ。
……だが、バーベルは今度から遠慮しようとは思うがな、これが。
よくよく考えたら、腰を痛める気がしなくもないし。
グラウンド中央では、歩行訓練は終えて、飛行訓練を行っていた。
一斉に飛翔する複数の打鉄と
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ