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鉄槌と清風
61部分:60:その日機動六課
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、今日は俺らが監視だから何かあったら言ってくれ」

 「だな、変な事すんなよ?」

 そういって、部屋の前の椅子に座り、ウィンドウを開く、地上本部公開意見陳述会の前だからか中継で本部が映し出されている。



 数時間後、そろそろ陳述会の開始時間になる。

 「んじゃ…ゼピュロス」

 『了解、セットアップ』

 「こっちもだ、アイゼン」

 『了解、セットアップ』

 二人が青と赤の騎士甲冑に身を包む、良彦は直ぐに『凪』を探知方に変更し、椅子に座ったまま動かなくなる。
 隊舎内の人間と、直ぐ隣の部屋の3人、近くにいるヴィータ、セプトをきちんと感知している、その他の反応は今の所無い。

 数分たった頃、部屋の中を歩く反応…トイレかと思っていると同時、魔力反応、部屋の中と良彦がいる通路に突然大きな動体反応。

 「なんだ、何か来てるぞ」

 その声にヴィータがあたりを見渡せば、床に魔法陣、キャロのものと似ている…召喚のものか。
 その中から、V型とT型が複数出現、AMFが共振しているのか、普段より強い。

 「いきなり召喚だと、デバイスは持ってないはずだろ」

 ヴィータの声に反応したのかT型が群れをなして向かってくる。

 「なめんな、アイゼン」

 『了解、ラケーテンフォーム』

 「ラケーテンハンマー!」

 回転と距離は短いが、T型なら十分、近づくそばから破壊して行く。

 『こちら隊舎警戒中のシャマル、外にガジェットの大群がきてます、総員警戒を』

 「ちぃっ…って、中から3人とも消えてる、しまった召喚できるなら転送もっ!」

 「とりあえず、この中のを片付けんぞ、数が多い」

 「あぁ、セプト援護頼む」

 「任せておけ」

 3人固まり真ん中にセプト、前後に良彦とヴィータ。
 セプトが、打撃強化と風圧強化をヴィータと良彦に掛ける。

 何時もの如く良彦が前に出て、敵を翻弄足止めし、ヴィータの打撃で潰す、もしくはヴィータが射撃魔法で牽制した所を良彦の風拳で打ち抜く。
 数分で建物内部の征圧は一旦完了するが、シャマルの連絡では外に大量のガジェットが来ているらしい。

 「応援に行くぞ、シャマルとザフィーラだけじゃ辛そうな数らしい」

 「おう、急ごうぜ」

 「うむ、拙速に事を運ぶが良いじゃろう」

 直ぐに外へ飛び出す、T型、U型、V型のガジェットが大量におり、その前方に人影。
 緑色の何本もの光線が人影から放たれ隊舎に向かうが、ザフィーラの吼え声と共に巨大な盾が数枚現れそれを阻む。

 「すまね、待たせたな」

 「きたか良彦…ガジェットと恐らく戦闘機人であろうあの者の攻撃が重い、気をつけろ」

 声を掛けると
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