斎藤×沖田 〜手始めに・・・〜 第3ラウンド〜
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「は・・・じめ・・・く・・・・あっああぁぁあ」
沖田は病で痩せ細った体を斎藤にくっつけた。斎藤は、沖田のもろくなった体を強く抱きしめて沖田の耳元で囁いた。
「好き・・・総司・・・好きだよ・・・だから、死ぬなんて言わないでくれ!頼むからぁ・・・」
「は・・・じめ・・・く・・・・?だい・・・じょ・・・・ぶ・・・だよ!あぁ・・・は・・・じ・・・め・・・
ありが・・・と・・・す・・・き・・・・・だ・・・ああぁぁああ」
沖田のちぎれちぎれの切ない声に、我慢が出来なくなった斎藤は・・・沖田の肩に透明な雫を沢山落とした。
「うっ・・・うぅ・・・あぁ・・・うっあぁああぁぁああっ・・・そう・・・じぃ・・・す・・・きぃだ・・・・」
挿入されたものが抱きついたひょうしに沖田の感じる場所にぐりぐりと突っ込まれる。その快感に耐えきれず
声を出す沖田。
「あっああぁぁああぁぁあああああ・・・うっあぁ!」
沖田は快感に耐えきれず出してしまい、斎藤の腹部は白いドロドロとした液体で汚れた。
「ゲッホッ!・・・うっ・・・カハッ・・・一君・・・」
沖田はそこらへんにある着物を取って口元を覆って血で布団が汚れるのを防いだ。
沖田の意識がなくなっていった。沖田の目が完全に閉じた。
「総司?おい・・・総司・・・総司!目を・・・開けろ!お願いだから!俺を一人にするなよ!」
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「総司!なんで言ってくれなかったんだ!」
近藤は沖田の上で泣き叫ぶ。
斎藤は、沖田の死に顔を見たくないと言って葬儀にも葬式にも現れなかった。
「総司・・・総司・・・あの夜のことはお前が命が尽きるとわかっていたからなのか?
答えてくれよ、総司!俺には、総司が居ない世界なんて考えられない!」
後日から、斎藤は沖田の部屋に毎日の様に行って、そこで寝ていた。
斎藤は、沖田のことを考えたら眠れないらしい、そして、毎晩のようにあの夜のことを思い出しては泣いていた。
沖田が亡くなって、47年後に斎藤は戦場で亡くなった。
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