スーパーロボット大戦OG外伝
0522話
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うふふ。詳しい性能は後での秘密にさせて貰いますわ。さて、まだ色々とお仕事がありますのでこの辺で失礼します。シロガネの譲渡準備が完了したらまた連絡させて貰いますので』
「ああ、頑張ってくれ」
『では、この辺で』
最後に再び笑みを浮かべて通信画面が切れる。
さて。次にやるべきは……
「アクセル・アルマー。僕を呼んでると聞いたんだけど?」
突然掛けられる声。どうやら向こうからその用事がやってきたらしい。
「ああ。悪いな、フェイト。何か軽く食べながら話すか」
そう、そこにいたのは10歳程に見えるフェイト・アーウェルンクスだった。ネギま世界でブルーマーズ計画に勤しんでいて忙しいフェイトをわざわざホワイトスターまで呼び出したのは、言うまでも無くブルーマーズ計画に関して話があったからだ。
そのままフェイトと共に移動し、転移区画の近くにある居住区画。その中の喫茶店へと移動する。
ちなみにこの居住区画。ネギま世界とSEED世界の異世界間貿易を行う為の場所として整備されていたりする。どちらかの世界で話すと主導権が向こうに渡されると感じた両世界からの要望により作られた折衝区画とも言うべき場所だ。
まぁ、作られたと言っても元々の建物自体は既に整備されていたんだから、そこに人を置けばそれでいいだけだったんだがな。一応ネギま世界、SEED世界からある程度の人数が派遣されており、会議室や食堂、あるいは喫茶店の類が経営されている。もっとも、派遣されている者達が自由に移動出来るのはこの区画だけであり、他の場所にこっそりと忍び込もうとすると量産型Wがその姿を現すのだが。
一応ネギま世界の魔法使い対策として魔力を感知するマジックアイテムも警報機代わりに置かれているし、エザリアから近右衛門に魔法使いがスパイ染みた真似をした場合は重いペナルティを与えると警告はしてあるので、もし何かあったとしてもそれは自業自得だろう。
そして俺とフェイトは今、そんな折衝区画にある喫茶店にいた。
「……へぇ。この豆はSEED世界のものかい?」
「はい。私の出身がオーブですので」
コーヒーを口に運んだフェイトが、いつもは無表情なその顔に若干の感嘆を込めて喫茶店のマスターへと尋ねる。
……世界が違うとやっぱりコーヒーの豆とかも味が違う物なのか? まぁ、紅茶派を自称しつつも自販機で売ってるような紅茶で満足している俺には分からない世界なんだろうが。
「フェイト、一応念の為に認識阻害を」
「……魔力の消費が激しいからこっちであまり魔法は使いたくないんだけどね」
そう言いつつも、素早く魔法を使用するフェイト。
「さて、これでOKだ。で、僕を呼び出した理由は? まぁ、僕としてはこの1杯が飲めただけでもここに来た甲斐があったと思っ
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