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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第23話:心配してるから怒るんだ
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の事を知ってる訳だし“ピサロナイトは女で、しかも本名はラピス”と言えば、100%ロザリーを押さえられてると信じるはず。

チラリとマリーが私に目で助けを求めるが、ソッと目を伏せ首を横に振る。
二人とも貴女の事を心配して叱ってるのだから、大人しく叱られなさい。
母親の私に出来るのは、叱られてる娘を見守る事だけ……

ビアンカSIDE END



(リバーサイド)
リューノSIDE

マリーがお父さんとウルフに叱られてた。
リューラや私(特に私)には見られたくないだろうから、あの()が手に入れた『ガスの壷』を持って、気球を研究しているヒョロ眼鏡の家に行きます。

話が進みやすいように、アリーナ・クリフト・ブライそれとリューラとアローを連れて訪れます。
リューラとアローを除く私達は、以前に訪ねた事があるのでヒョロ眼鏡も気さくに迎え入れてくれます。
寡黙なリューラと喋り方が馬鹿みたいなアローの、自己紹介は任せられないので、私が代わりに紹介しました。

そしてブライに視線を向けると、予め渡しておいたガスの壷を見せつけ、気球完成の依頼をします。
その際、完成に大きく貢献した私達に、無償での気球譲渡をお願いするブライ……
何だか大人の厭らしさを垣間見ました。マリーがやると自然に見えるのに……

するとヒョロ眼鏡が「気球の完成には1週間くらいかかると思います……待って頂けますか?」と言ってきた。
まぁしょうがないわよね。今すぐ造れと言ったって、出来る事と出来ない事があるんだしね。

「ワシ等も暇ではないので、なるべく急いでお願いする」
と、ブライがお願いすると交渉は終了。
あとは時間が解決してくれるだろうと言う事で、私達はお(いとま)します。

ヒョロ眼鏡の家を出ると、目の前の川には私達の乗る大きな船が……
中からはお父さんの声が聞こえ、まだマリーは説教されてるんだと推測される。
何か気まずいし、近くの酒場で一休憩してから戻る事に……酒場と言っても、昼間なので酒は出ない。喫茶店代わりに使用するだけだ。

不味いコーヒーを飲みながら他愛ない話をしていると、アリーナから疑問が一つ。
「ねぇ……気球が手に入ったら、あの船はどうするの? まぁトルネコの持ち物だし、私達が気に病む必要はないのだろうけど、水夫達にも世話になったのだし、放置する訳にはいかなくない?」

う〜ん……確かにその通りね。
今後は必要ないのに、所有してるだけで維持管理費が発生する。
売り払いたいけど、トルネコが私財を投じて造った物だし、勝手な事も出来ない。

「お父さんとウルフに相談して、何らかの打開案を出してもらいましょう」
他力本願的で申し訳ないけど、私達には荷が重すぎて結論を出せないので、困った時のお父さん
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