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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第261話】
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たら織斑先生の責任問題になりますよ……」


 あわあわとした表情で、何とか山田先生も今のを撤回させようとするのがわかる。


「……そうだな。 二人の肝を冷やしてもらうために言ったが……些か失言だったようだ。 ……だが、だからといって遅刻をして良いわけではない。 二人とも、グラウンド一周で勘弁してやる。 さっさと走れ!」


 ……何とか懲罰がグラウンド一周に変わった辺りは内心ホッとする俺だが、一夏は――。


「え? で、でも織斑先生……ここのグラウンド一周って確か二〇キロ――」

「何か言ったか、織斑? 用具室からバーベル担いでグラウンドを走りたいのか?」


「い、いえ! 行ってきます!」


 流石にバーベルを担いで走りたくないらしく、脱兎の如くグラウンドを駆ける一夏。


「有坂も走れ。 何ならバーベル担いで走るか?」


 そう告げる織斑先生の表情は実にSっぽく、まるで女王様の様だった。

 こういう人に限って、えっちの時とかはMだったりしなくもないが……。

 そんなどうでもいい考えはさておき、バーベルを担ぐ……か。


「……良いですよ? そっちの方が基礎体力上がりそうですし」


 俺がそう告げると、流石に面食らった様な表情になる織斑先生だが、次の瞬間にはいつもの涼しげな表情に変化していた。


「ほぅ? ……なら試しに四十キロを担いで走ってこい。 男が一度言ったなら、それぐらい成し遂げてみせろ、いいな?」

「了解です。 では、用具室で担いでから走ってきます」


 それだけを言い、俺は一旦用具室へと向かった。

 用具室に何でバーベルがあるのかは、全く解らないがもしかしたらかつて誰かが担いだのだろうか……?
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