第五十二話
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気づけばもう夕方
夕日が沈もうとしていた
全員の適性試験が終わり、虹太郎達はA組の教室で結果を報告していた
虹太郎
「3人共良かったよ。一番は佐野君かな、変化球とスピードはこれから作れば大丈夫だし、あのコントロールはスゴいよ」
啓一
「ファーストとサードは経験者がいたから教えるのは楽だったな。キャッチングで良いのは、経験者の玉森と如月(きさらぎ)、それとハンドボールやってた石橋だな」
はじめ
「セカンドは羽柴(はしば)ってヤツが適任かな?足早いヤツ何人かいたし、俺も油断出来ないや」
情報交換の中、あおいはあることが気になっていた
あおい
「ねぇ、矢部君、大丈夫なのかな?」
目線の先には教室の隅でうつ伏せのまま動かない矢部
グラウンドで倒れていたのを運んだのは虹太郎と啓一だ
啓一
「だらしないな矢部っち。そんなんじゃこれから練習保たないぞ?」
矢部
「まさか、琴莉ちゃんがあんなに厳しいとは思わなかったでやんすよぉ」
首だけをなんとかこちらに向ける矢部
どうやら会話には参加しているようだ
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