第3話 亡霊の現実と人間の希望
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現在、ちょうど冥界と地界の境を通ったところだ
冥界に着いたらもう直ぐ近くに家はある
ちなみに悩みは解決した、良く考えれば一週間に囚われなければいい
と言う考えが出たのだ、マネーはお構いなしだぜ
「そろそろ着くぜ」
幽々子「はい、くたくたです」
そういや幽々子って敬語を絶やさないよな
別に良いのだが親近感が湧かないから...
「敬語じゃ無くてもいいよ? 敬語が好きなら別だけど」
幽々子「...わかり....わかった、なるべく敬語は控えまs...止める」
「急に言われても無理だよな、少しずつで良いよ?」
幽々子「ありがとうございます♪」
とか言っている間に着いた
石の塀で囲まれた大きな建物(冗談抜きで超デカイ)
門を潜ると視界に入るのは大きキレイなピンクの桜
幽々子の髪色そっくりだ
「ここは、白玉楼って言うんだ、おっきいだろう?」
幽々子「おっきいですねぇ〜」
「凄くおっきいだろう?」
幽々子「スゴく、大きいです...」←おいコラうp主!!
「どうぞ、上がって上がって」
幽々子「はいっ♪」
とニコニコしながら縁側で靴を脱ぎ上がって行く
大分はしゃいでるな、家の中とか初めてだったりしてな
まぁそれはそうと、これからどうするか...
「なぁ、幽々子はどうしたいんだ?」
幽々子「誰かと一緒に入れれば満足です」
「でも亡霊なんだろう?」
そう言うと幽々子は下を向いて黙ってしまった
「ごめん、変な事言っちまったな」
幽々子「いいえ、それは正論です」
幽々子は下を向いたままだ
幽々子「私は仮にも死んでいる、成仏出来なくてさ迷っているのです」
幽々子はそのままベタッと座った
幽々子「そう、私は成仏されなければいけない、むしろそう言う対象なのです」
幽々子は目を腕で擦りながらそう言った
そして幽々子は顔を上げこう言った
幽々子「あなたの前から消えなければいけなくなるのです」
幽々子のその目は真っ直ぐオレを見た、ただ
涙を流していた、畳にポタポタと涙を流していた
「.....」
オレは下唇を噛み幽々子に近づく
幽々子「幾斗...さん?」
そのままオレは無言で幽々子を強く抱き締めた
幽々子「い...く斗....さん...ヒック」
「....消えたくなければ、成仏しなきゃいいじゃねぇ〜か」
幽々子「う、うぅ...ぇぁ....グスン....ぅうぁぁ...ヒック」
幽々子は我慢出来ず声を上げて泣いてしまった
それで良いんだ
幽々子を片手で抱き締め、もう片方の手で幽々子の頭を撫でる
泣き止むまでずっと撫でた
その後二人
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