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緋弾のアリアGS  Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
11弾 条件付き降伏
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具合が悪くなって、それで――――どうしたのだろう。

 まあ、記憶が途切れてるってことはここで俺の意識は落ちたんだろう。たぶん。

 ということは俺に毛布を掛けて、洗面所からソファまで移動させてくれたのはアリアか。意外と面倒見がいいんだな、アリアは。

 さて、それならばお礼をしなければ。

 そう思い起き上がろうとすると、膝のあたりになんか乗っていた。

 というか、アリアのちっこい頭だった。

「うおっ!?……って、アリアの頭か。びっくりした」

「むにゃ。あれ?ここどこ?」

 どうやら俺が驚いて身体を盛大に動かしたせいで、アリアが起きたようだ。

「って、ミ、ミミミミミ、ミズキ!?なんであんたがここに!?さては、これが夜這いというやつね!この変態!」

 起きたアリアは俺の顔を見るなり得意の赤面癖を発動して顔を真っ赤にし、俺を罵倒してきた。

「落ちつけアリア。俺は夜這いなんてしてないし、そもそもここは俺の部屋だ」

「えっ!?あれ、そう言われてみれば確かにあたしの部屋より狭くて汚いような……」

 狭くて汚くて悪かったな。

「ああ、思いだした。あたし、倒れたあんたをここまで運んで、起きるまで待ってようと思ってここに座ってたんだ。アンタが起きるのが遅すぎるせいで、いつの間にか眠っちゃってたみたいだけど」

「それ、俺が悪いのか?」

「もちろん。一日で二度もあたしを持たせるなんて、本当に最低ね、あんた」

「悪かった、待たせてごめん」

 なんだかこのままだと風穴を開けられる気がしたので、俺はアリアに謝った。

「ふん。反省しなさいよね」

「分かった、反省する。それと、ここまで運んでくれたり、毛布かけてくれて、ありがとな」

「べ、別に、お礼を言われるほどのことじゃないわよ!」

 照れたのか、赤面しながら怒るアリア。ふむ。おもしろ可愛いな、これ。

 よし、もっとアリアを照れさせよう。

「そんなことないって。マジで感謝してる。アリアは俺の恩人だ」

「だ、だからそんなことないってば!そ、そんなことよりミズキ!夕方の話の続きよ!」

「その話まだ続いてたのかよ!?」

 しかも今から再開とか!

「うるさいうるさい!――――とにかく!」

 びしっ!と、アリアは真っ赤になりながら俺を指した。

「あんたなら、あたしのドレイにできるかもしれないの!強襲科(アサルト)に戻って、あたしから逃げたあの実力をもう一度見せて見なさいっ!」

「あ、あれは……あの時は……偶然、うまく逃げられただけだ。俺は戦闘能力皆無な、普通の装備科(アムド)の武偵でしかないんだよ。はい残念でした。これでこの話はおわり!」

「ウソよ!あんた強襲科(
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