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鉄槌と清風
60部分:59:良彦&セプトVSヴィータ&ツヴァイ
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 「あー…それは無し、自力で勝つから意味がある」

 「ま、この修行バカはそういうよな」

 「ともあれ、良いもんみたし、今夜は私が4人に腕を振るって美味いもんつくッたるわ」

 良彦、ヴィータにそういってくるはやて、それに喜ぶ4人、羨ましそうななのは、新人達は羨ましそうだが部隊長に強請るのも悪いかなと言う顔、ギンガは良く判ってない。

 「ま、当然みなにも一緒に作るよ、4人にはデザートのランクアップで手を打ってもらうし」

 その様子に気付き、そういうはやてに皆が喜んだ。



 で、シャマルによる一応の検査と食事の後、良彦の部屋。

 「ユニゾンで一番大きいのは、やっぱ『凪』の強化なのか?」

 ヴィータが何時もの格好で聞いてくる。

 「だな、出力が全体的にあがるから、あの状態ならAランクくらいの砲撃まで防げるし、見せたとおりコメートくらいなら質量あっても止められる、後は多弾着弾時にも相殺しきれる位か」

 「なのはのディバインシューター全弾とか、フェイトのプラズマランサー全弾とか…あとは108でよく受ける複数人数による集中射撃とかもか?」

 「あぁ、セプトが魔力、風の制御と、並列思考も強化と手伝いしてくれるんだ…まぁ、前2個が出来ないとモードノトスは使えないんだよな、魔力増幅が強すぎて自分でダメージ食らう」

 「だから、ノトス使わなかったのか」

 「ノトスを使わぬ時に我とユニゾンしても余り効果はあがらんしな、精々風と魔力の制御率が数%上がる程度だ」

 「そうなのか…お前らでフルドライブするとどうなるんだよ」

 そのヴィータの言葉に一瞬考え

 「『貫き』だけで、ガジェットは落とせるな、風の結界を強化してあのくらいなら切り裂ける」

 「さらに『凪』の効力もあがるの、恐らくAAランクまでなら砲撃対応できるじゃろう」

 「はー、すげーな」

 「とはいえ、できれば使いたくはねーな、疲れるし」

 「うむ、数日動けぬようになるじゃろうしな」

 「あぁ、なんとなく判る」

 苦笑する二人に頷くヴィータ。

 「しかし、ヴィータも八坂流合気術の腕、上がったな」

 「誰のせいだ、誰の」

 「ま、おれだなー」

 ぽんぽんとヴィータの頭を撫で

 「全くだ、良彦に染められちまったよ」

 「いやか?」

 「んなわけ、ねーだろ」

 ころんと良彦の肩に頭を預ける。

 「相変わらず、仲が良いな、主ら」

 「セプトに隠す意味はないしな、言いふらす性格でもねーし」

 「家族だかんな、隠し事はいらねーだろ」

 「では、ツヴァイともこういう会話をしていいわけだな」

 「………ストロベリーアイス」

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