60部分:59:良彦&セプトVSヴィータ&ツヴァイ
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た、サポートはしよう』
セプトと言葉を交わす。
「ツヴァイ、良彦が全力で来るぞ、こっちも全開だ」
『はいです、反射速度強化、騎士甲冑出力全開」
ヴィータとツヴァイも次の一撃に全力を乗せる準備を行い。
「行く、ぞっ!」
『身体強化全開』
良彦の頭の中でスイッチが切り替わる、ゼピュロスがカートリッジを2発ロード…増えた魔力は良彦の身体強化に使われる。
純粋な体術で音を貫く…辺りがモノクロに見え、ヴィータの動きが遅く感じられる、其処へ近づき…目の前で『音貫き』は解け、瞬間移動したようにしか回りには見えなかっただろう。
そして、一切の前動作『無』しに振りぬかれる拳…足から腿、腰、肩、全ての動作が連動…がヴィータへ打ち込まれる、その拳と共に『風』が打ち込まれ、ヴィータの腹に当たる。
当たった腹から体内に衝撃が広がり、風がヴィータを吹き飛ばす。
だが、同じ瞬間…良彦がヴィータの目の前に現れた瞬間に、ヴィータも動いている。
魔力を込めたアイゼン…ギガントモード…に二人分の魔力が注ぎ込まれ、良彦を打ち据える。
『無風』に打たれながらも、ギガントハンマーをカウンターとして打ち込んだのだ。
結果として、ヴィータは吹き飛び何本かの木を折りながら地面に打ち付けられ。
良彦は真下に落とされ、地面にクレーターを作る。
お互いに、暫く動かなかったが、少しして、立ち上がってくるが、ふらふらで…
「そこまでや、これ以上は危険そうやし、引き分けで終了やで」
はやての鶴の一声で模擬戦は引き分けとなった。
二人の中から、セプトとツヴァイがこれまたふらふらと飛び出してくる。
「ってー、つかあそこでカウンター選ぶかよ」
「おめえは、あれ使うとき正面からくるかんな、それに『音貫き』の間は攻撃まで出来ねー、現れた瞬間にこっちも攻撃するくらいしか手がねーんだよ」
「しょうがねーだろ、攻撃まであの状態ですると負担大きいから、無茶になるんだよ」
「模擬戦でその無茶したら、ぶっとばす」
「だからしてねーだろ」
言い合いができるあたり、まだ元気ではあるようだ、お互い地面に衝突したがかすり傷程度だし。
「お二人とも、大丈夫ですか?」
「怪我とかしてませんか?」
ティアナとキャロが心配してる中
「凄かった、ねー、エリオ」
「はい、一瞬の攻防の中、しっかりと鍛えられた技が、もう!」
スバルとエリオは興奮していた。
「なんていうか、接近されたら勝てないよね、あれ」
「そやね、ユニゾン状態ならシグナムやシスターシャッハでも勝てるんちゃうか」
なのはとはやてがそう言い、苦笑している。
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