Yes!黒ウサギが呼びました。ようこそ箱庭へ
第2話
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るのと同時に何かが森を抜け此方にやってきた。
「あれ?お前黒ウサギか?どうしたんだその髪の色?」
振り返るとそれは髪がピンク色だが間違いようがない俺等がからかった黒ウサギだ。
「ハァ、ハァ、もうっ!お2人共いったいどこまで着てるんですか!?」
黒ウサギは息を整えると怒声を浴びせた。
それに対して2人は口元に笑みを浮かべると手を滝の方へ向けると、
「「世界の果てまで来てるんですよと」」
「ってそんなに怒るなよ」
「そうそう、笑った方が似合ってるぞ」
「十六夜さんと正義さん達が神仏にギフトゲームを挑んだのではとひやひやしたんです!さあ帰りま「「挑んだぞ?」」しょう…え?」
「「神仏にギフトゲーム」」
「えっ?」
その直後地響きとともに先程の蛇野郎が出てきた。
『まだだ、まだ試練は終わっていないぞ、小僧ォォォォ!!』
どうやらさっきの一撃でプライドが傷付けられたようだ。
「す、水神!?どうしたらここまで怒らせれるんですか!?」
「何か俺等を試してやるとか言うから試されてやったんだよ」
「まあ最初に一撃叩き込んで怒らせたの俺だけどな」
『付け上がるな人間共、我がこの程度で攻撃で倒されるか!』
そう言うとソイツの周りから物凄い突風が吹き荒れ水が荒れ複数の竜巻が出来上がった。
「十六夜さん!、正義さん!下がって!」
「何言ってやがる、下がるのはテメエだろうが黒ウサギ」
「アイツの実力を見とけばいいんだよ」
突風が吹く中2人は平然とそこに立っている。
「「これは俺等が売って奴が(あいつが)買った喧嘩だ」」
『心意気は勝ってやろう。その心意気に免じ、我のこの一撃を凌げば貴様等の勝利を認めてやろう』
「寝言は寝て言え、決闘てのは勝者を決めて終わるんじゃない。…敗者を決めて終わるんだよ」
蛇野郎の言葉に俺の理論をぶつける。俺の決めた理論だ。
『その戯言が貴様の最後だ!』
そう言うと奴のの目が光り、竜巻が動き出し集まって1つの大きな竜巻になった。
「十六夜さん!」
黒ウサギが俺の名を叫ぶ。
「しゃらくせえ!」
そう言って竜巻を殴った。
するとその竜巻はもとから無かったかのように霧散した。
『何!?』
「嘘!?」
その言葉を聞きながら俺と正義は同時に跳びあがり、蛇野郎の眼前に移動する。
「なかなか楽しかったぜお前」
「でももう少し粘ってほしかったけどな」
そう言って顔面を回し蹴りの容量で思いっきり蹴り飛ばした。
蛇野郎は完全に打ちのめされたのかそのまま滝壺へと倒れこみ一番の巨大な水柱を立てた。
その衝撃で水が雨の様に降り注いできた。
「まったく今日は良く濡れる日だ」
十六夜はへたりつく髪をかきあげながら呟いた。
「俺まで濡れる羽目になるとはな」
そう言いながらも正義の顔は笑っていた。
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