Yes!黒ウサギが呼びました。ようこそ箱庭へ
第2話
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2人の言葉がハモリそちらへ全員の視線が行く。
「何だ折原お前もか」
「ああでも聞きたいことは同じかもな」
「何ですか?ルールですか?それともゲームについてですか?」
「違うな、俺達が聞きたいのは1つだけだ」
「そうだな、黒ウサギこの世界は・・・わくわくして面白いか?」
十六夜と正義が頷き合い聞きたいのは手紙のことだ。手紙には「家族を、友人を、財産を、世界のすべてを捨てて箱庭に来いと書いてあったのだ。それほどに楽しい物なのだろう。
「Yes!ギフトゲームは人知を超えた神魔のゲームそれは普通の生活より何百倍も楽しいと“箱庭の貴族”である黒ウサギが保証いたします」
にっこりと微笑んだ。
「なあ正義、世界の果てまで行ってみないか?」
「いいなそれ。なら俺はばれないように奥の手でも使うか」
「はっ?なんだよそれ俺にも教えろよ」
「悪いがこいつは俺だけのとっておきでね。だがお前の分もやってやるよ」
「うおっ!?こいつはすげえな。よし頼むぜ」
そう言って2人は森林の方へ走って行った。
「ジン坊ちゃ〜ん!!新しい人たちを連れてきましたよ」
黒ウサギがピョンピョンと跳びながら入口のようなものに腰かけている少年に呼びかけた。
「お帰り黒ウサギそちらの女性2人と白い男性と派手なカッコの人かな?」
「Yes!こちらのお4人様たちですって白い!?」
振り返って紹介しようとしたら十六夜が全て真っ白な姿で立っていた。
「どういたしました!?その姿はって溶けた!?問題児様はどこへ?」
「ああ、そう言えば折原君と十六夜君はちょっと世界の果てを見て来るぜって言って走って行ったわ」
黒ウサギの問いに飛鳥が答える。
「どうして止めてくれなかったですか!?」
「折原君が止めないでくれよ。こんな面白おかしい世界探検しなきゃ損だって言われたもの」
「何で黒ウサギに教えてくれなかったんですか!?」
「十六夜から黒ウサギには言うなよって言われたから」
今度は耀が答える。
「嘘です。絶対嘘です。本当はめんどくさかっただけでしょう、お2人さん!」
「「うん」」
黒ウサギの発言に2人は会って間もないにもかかわらず息ピッタリに頷くと黒ウサギはガックリと項垂れた。
「不味いです!世界の果てには野放しの幻獣が!」
「あら?2人はここでゲームオーバー?」
「始める前にゲームオーバー、斬新」
「褒めてる場合じゃありませんよ!」
「・・・ジン坊ちゃん御3方を箱庭の案内をお願いします。黒ウサギは勝手なことをする問題児様を捕まえに行ってまいります」
そう言いながら立ち上がった黒ウサギの髪は薄い青色から緋色のようなピンクへと変化した。
「箱庭の貴族と謳われたウサギを馬鹿にしたこと骨の髄まで後悔させてさしあげます」
そう言っ
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